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2011/04/25

大学選び




自力で子供の大学のことを色々調べようと思い、アマゾンで関連図書を買い込み、熱心に読んでいた時期がありました。

情報が膨大なので、夫に頼んで特に気に入った大学100校のデータを比べられるように、システムを作ってもらい入力してみました。

各出版社によるランキング、GPA, SAT, ACT 、人気の高い専攻、学生数、アジア人の比率、学費、寮費、キャンパスの環境、宗教(もしあれば)奨学金の潤沢さ等など、たくさんの書籍を並べて入力するのは、とても大変でした。

でも、この作業が終われば、クリック一つで子供にぴったりの大学を見つけられるはずと、頑張りました。

ところが。。。。実際に入力が終わって、比較したり、データを取り出してみても、意味のある答えが全く出てこないのです。

「子供がこの大学でわくわく学べる専攻は何だろう?」、「教授はどの程度かかわって指導してくださるか?」、「学生はどのように日々の生活を過ごしているか?」などということは、実際に何度もキャンパスを訪問して、色々な人に会ったり、授業に参加したりしなければわからないことです。

アメリカには3000校以上の大学があるので、実際に訪問できる学校は限られています。高校生は学校が休みの時ですらスケジュールが詰まっているので、キャンパス訪問を長期間するのは難しいのです。費用も飛行機代、ホテル代、食事代とかなりの額になってしまいます。

この頃は、インターネットでキャンパスの様子や学生からの紹介の動画を見ることができますが、「大学が製作したんだからなー」とどこか疑いの目で見てしまうのです。

私は、子供の小学校を見つけるのに2年かけ、中学高校を探すのに3年かかってしまいました。評判の良い公立学校の地域に引っ越すことを考えたこともあります。何度も何度も学校を訪ね、先生たちとお会いし、父兄の方たちともお話し、子供も授業やカフェテリアの食事を体験させていただいて、ようやく私立学校に決めました。

これだけ、丁寧にリサーチすると、入学した後も、とてもスムーズで子供もハッピーに過ごせます。時々学校でボランティアをすることがあるのですが、先生も生徒もいつも笑顔にあふれ、いきいきしています。先生は心から教えることを天職と信じていらっしゃるので、子供たちは先生のことをとても尊敬しています。

大学でも、同じような環境が子供には合っていると思うのですが、その大学にたどり着くまでには、道が遠そうです。

子供が学びたいと思った分野を思う存分極められる学習環境、切磋琢磨してゆける友人、アカデミックな部分だけでなく、人間的にも子供たちを導いてくださる教授陣、インターンのための企業との強いコネクション、大学の人間関係だけに留まらず、コミュニティーの一員として受け入れてもらい、子供もボランティアを通して社会に貢献させてもらえる街、それら一つ一つをこれから子供、コンサルタントの先生と共に吟味していきたいと思います。

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