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2011/04/24

アカデミックカウンセラーからの意外な答え


息子の通う私立高校は小規模で、1学年70名位しかいません。アカデミックカウンセラーは2名いて、予約を入れると、1時間はたっぷり話を聞いてくださいます。又、年間を通じて、進学についてのイベントも行われます。この学校に、息子は中学の時からお世話になり、これまでずっと同じカウンセラーの方からフォローしていただいております。

7年生と8年生の間の夏休みに、学校が公表した卒業生の進路状況の一覧表を見て、驚いたことがあります。UCに合格した卒業生が誰も入学せずに、私立大学(今まで私が一度も名前を聞いたこともないカレッジも多かった)にみんな入学していたことです。

早速アポイントメントを取って、カウンセラーに伺いました。理由は
  • 大学卒業後、ロースクール、メディカルスクールなどの大学院を目指しているので、大学の4年間できちんと実力をつけたかった。
  • 学費を比べても4年でなかなか卒業できないUCは決して安くない。私立から奨学金をもらって4年で卒業したほうが、むしろ安あがりになる。ましてや、教育の質を比べた場合、私立に通う方がはるかに投資に見合ったものになるケースが多い。
  • 学部のうちから教授からきちんと指導を受けたかったら、UCでは厳しい。ほとんどの科目の指導は大学院生の助手に任されていることが多い。
その時はまだカリフォルニアの財政危機が今ほど深刻ではなく、私はどこかのUCに息子が入ってくれれば、どんなに素晴らしいだろうと考えていたので、カウンセラーの返答は意外でした。

あれから3年経ち、UCをめぐる状況は更に悪化しているようです。ただし、専攻によっては、あるいは、オナーコースなどの成績優秀者に対しては、今でも手厚い教育が施されているというお話を、現在UCにお子さんを通わせていらっしゃるお母様から伺いました。

この話題は、長くなるので、又別の機会に書きたいと思います。

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