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2011/07/12

バイオのセミナー (3)

学生用実験室

3人目のスピーカーは同じくUCSDでバイオを学んでいるAさんでした。

現在3年が終わったばかりで、専攻はバイオエンジニアリング、バイオテクノロジーです。

大阪出身で、中学卒業後、単身シンガポールのインターナショナルスクールに留学され、その後、渡米、コミュニティーカレッジからUCSDに編入されました。

専攻をバイオに決めた理由は、子供の頃から理科が好きで、宇宙飛行士になるのが夢だったからだそうです。

極めたいと思うようになったきっかけは、iPS細胞の山中教授の研究でした。「移植」「薬」「再生医療」にAさんは興味を持ち、将来はこれしかないと心に決めたそうです。バイオテクノロジーの分野では全米一であるUCSDに編入されました。

今年4月に、サンディエゴで山中教授の「京都賞」受賞記念シンポジウムがSDSUであり、出席したそうです。講演後、勇気を出して山中教授の周りの人垣をかいくぐり、先生とお話をすることができ、先生から「研究室に遊びに来なさい」というお誘いを受けたそうです。

実は、私も当日その会場にいたのですが、山中教授は幾重にも重なった人垣に埋もれ、近寄ることすらできない状態だったので、Aさんの行動力と熱意に驚きました。

Aさんは、将来PhDを取り、日本で働きたいそうです。(企業か大学かはまだ未定)マスターまではアメリカで取り、PhDを京大で取り予定です。

高校生へのメッセージは、

1.好きなこと、好きなフィールドを早く見つけること。

2.幅広い友達を作ること。

3.勉強、遊びをバランスよく。人生を楽しむこと。

4.両立のための、タイムマネージメントをマスターすること。 

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