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2011/06/30

大学訪問後のカウンセラーの先生とのカンフェレンス (4)

ミネソタ州は日本のように細かごみの分別があります。
ルールを飲み込むまで時間がかかります。


最後に3者懇談で、残りの夏休みの過ごし方、来年度の履修科目の最終確認をしました。


以前出会った、イケイケドンドン系のカウンセラーの先生からのアドバイスは、

1.GPAをあげるために、夏は目いっぱいコミュニティーカレッジでクラスを詰め込んで、主要科目のインデックスを上げること。

2.詰め込み系のSAT予備校に通い、秋のSATに備える。

3.隙間を埋め込むように、ボランティアもしっかりするように。

でした。


それに反して、現在お世話になっている息子のカウンセラーの先生の夏休みの過ごし方に対するアドバイスは、

1.大学に入ってでもできる科目を前倒しして学ぶよりも、高校生の今しかできないことをしっかり経験し、自分の人生を深く考えることの方が大切である。

2.SATの勉強のために予備校に夏中通い詰めてまでする価値はないので、家で本やネットで勉強すればいい。

3.読書をしたり、スポーツをしたり、自分の好きな分野の勉強を楽しみながら続けること。

でした。


2011/06/29

大学訪問後のカウンセラーの先生とのカンフェレンス (5)

大雨のあと

次回のカウンセラーの先生とのカンファレンスは、私たちが日本から戻った8月の予定です。

息子がその時までやっておく宿題は、「自分が大学で学んでみたいと思うことをメモしておく。」ことです。

今のところは、「コンピューターサイエンス」「プログラミング」「メディア」「映画制作」ですが、次の2ヶ月で変わっていくかもしれません。

息子は、日本のあとで、アメリカに帰ってくる前に、韓国で1週間「国際青少年歴史キャンプ」に参加するので、色々な国の若者と過ごす中で、また違った将来への展望が見えてくるかもしれません。

多くの人と出会い、違ったものの考え方を学び、多くの本を読み、自分の頭でたくさん考え、自分の将来をじっくり見つめてみなさいというのが、息子のカウンセラーの先生の方針のようです。

遠回りのような気もしますが、自分の内側から芽生えるパワーに期待したいと思います。


2011/06/28

昔は苦学生、今はワークスタディ

寄宿舎の屋根裏部屋を見ると
小公女を思い出す。


私が小学校の頃大好きだった本に「小公女」があります。私より若い世代の人は「小公女セーラ」というアニメでおなじみのストーリーです。

 
お父さんが破産したので、セーラは寄宿学校の屋根裏部屋に住んで、召使として働かなければなりませんでした。意地悪な校長先生や生徒から虐められて苦労をしますが、健気に乗り越えます。(感涙)

 
今の大学では、状況が違います。

 
屋根裏は、ペントハウスとして人気が高いそうです。そして、学校で働くことは、みんながしていることなので、ごくごく当たり前なこととなっています。図書館での仕事は、合間に自分の宿題もできて、人気が高いそうです。

息子は、ぜひカフェテリアで働きたいと言っています。

夫は、大学、大学院ともほとんど自己負担なく卒業したため、学校内で長時間働いていました。教授の資料整理、アドミッションオフィスのファイル作成、データ入力、TAとして質問に来た学生の指導もしていたそうです。几帳面な性格なので、色々なデパートメントから引っ張りだこでした。

一番いい仕事は、教授のアシスタントだったそうです。企業のコンサルタントをしている教授なので、卒業後の就職のコネもあり、素晴らしいアドバイスをもらえたそうです。鞄持ちとして会議に同行させていただくこともあり、おいしい食事もごちそうになり、感激したそうです。







2011/06/27

University of St. Thomas











セントトーマスのレトロな床屋さん

ミネソタの親友アンの2番目の息子ロビーは今大学2年生です。

アンの家族は本当に素晴らしいので、又時間をかけてブログに書きたいと思います。

ロビーは University of St. Thomas というカソリックの大学に通っています。ミネソタ州で最大の私立大学です。学部はマカレスターのすぐ近くのセントポールにあります。大学院は別のキャンパスにあります。

ほとんど無名に近いこの大学が、なぜか中西部の人たちにはとても人気が高いのです。夫の妹の旦那さんが、ウイスコンシン大学の生物の教授をしていて、教授のレベル、学生からのそれぞれの大学の評判に詳しいのですが、彼も「セントトーマスは人気が高い」と言っていました。

ロビーは、ミネソタ、アイオア、ウイスコンシンの公立、私立大を受け、全部合格し、色々なメリットスカラシップのオファーを受けたそうです。結局、大学の授業内容、教授の質、学生とのやりとりで、セントトーマスが気に入って、迷わずここに決めたそうです。

毎年2万ドルのスカラシップがでるので、公立に通うのと変わらないそうです。しかも、2年生の夏から教授との共同プロジェクトに加わって、けっこうなアルバイト料を2ヶ月間もらうので、経験はつめる、教授と仲良くなれるといいこと尽くめだと喜んでいます。

ロビーは将来目医者さんになりたいので、教授たちから大学院に行くためのアドバイスや「推薦状はまかせなさい」というお申し出もあって、とてもありがたいと家族も満足しています。このまま行くとGPAも4.0なので、かなりいい大学院に進めるそうです。

本人も、「研究がおもしろくて、毎日ワクワクする。」「学生がいい人ばかりで、一緒にいて楽しい。」「勉強にはまるって、こんなことかと自分でも驚いている。」と生き生きしています。(子供の頃から、ロビーはいつも楽しそうだったけど)


息子のカウンセラーの先生は「大学のネームバリューで決めるのではなく、自分を高く評価してくれる大学、自分の性格や勉強スタイルにあった大学を選び、オナーズに入り、4年間教授からしっかり指導を受け、大学院進学で名門校をめざす」戦略を薦めておられますが、ロビーはまさにそのやり方で成功しているようです。


ロビーがキャンパスツアーに連れて行ってくれましたが、その施設の立派さに圧倒されました。すでにあるキャンパスもすごいのですが、現在も大規模な拡張工事が行われ、財力のスケールの大きさに驚きました。

この大学って、すごくないですか?この大学のことでご存知の方がいらっしゃったら、教えてください。

2011/06/26

サンライズバッフェ

写真のような蟹だのロブスターだのは実際には見たことがありません。
補習校の子供が行くのが、土曜日限定だからでしょうか。


外観はこじんまりしていますが、
中に入るとけっこう広いです。



日本の方から、「サンライズバッフェに子供が食べに行ったと書いてあるけど、どんなレストラン?」というご質問をいただきました。

特徴としては、

1.がっつり食べたい子には、ぴったり。肉、揚げ物、寿司、刺身、中華料理、飲茶、デザートまで食べて、1人13ドル。チップと税金を入れても16ドルあればいい。

2.広いので、団体で行っても、いつも席が取れる。

3.料金体系がはっきりしているので、支払いが誰にとっても公平。


親の間で、サンライズバッフェが好きという声は聞きませんが、子供にとっては、食事とエンターテイメントが一緒になったようなお店のようです。

お店の前で子供を降ろし、1時間後お迎えにいくと、満面の笑みを浮かべて全員がデザートのソフトクリームにかぶりついています。「人間が幸せになれるって、こんなにシンプルなのね。」といつも思います。

この頃は、そこからちょっといったところのカラオケ屋さんまで、仲間で歩いて行くのも楽しい行事の一つになっています。

運動会の打ち上げでは、高等部30名が2部屋で歌いまくったそうです。こういうお客さんでは、カラオケ屋さん、儲からないでしょうね。

2011/06/25

送別会




今日、補習校の高等部では送別会が行われます。


先生方、学級委員のお母さんたちが、ピザの手配、お菓子や飲み物の準備をしてくださいました。


高校3年生は、秋から大学に行く生徒と高校のシニアになる生徒がいます。高校にもう1年行く生徒は、続けて補習校に通ってもいいし、3月の卒業式まで来なくても卒業証書をもらえます。

残念なことに、高校2年生も3人辞めることになりました。日本に帰国、現地校と塾に専念、他州に引越しなど、理由はさまざまです。

カラオケ奉行のE君、あなたがいなくなったら、補習校のAKB48ファンクラブの存続が危ぶまれます。

テニスのプリンスDくん、これからも素敵な笑顔でみんなをハッピーにしてね。

運動会のMVPのA君、あなたのリレーのぶっちぎり、私たちはずっと忘れません。

高等部は人数が少なく、いつもみんなで楽しくやってきたので、秋以降は櫛の歯が抜けたみたいにさびしくなると思います。


今は、フェースブック、携帯メールなどで、離れていてもコンタクトが取れるので、いつまでも友達を続けていてほしいと思います。補習校が縁で、東京の大学では、先輩方のネットワークが確立されて、みんなで食事をしたり、就職の情報交換をしているそうです。

私の友達は、子供の頃インドネシアの日本人学校に数年通いましたが、40才過ぎた今でも、当時のクラスメートたちと家族ぐるみでつきあっています。ネットワークは世界中にあるそうです。

きっと、私たちの子供たちも、このご縁を大切にしてくれると思います。

2011/06/24

大学訪問をしてよかったと思うこと









昔住んでいた家のすぐ近くにある湖の公園
子供を連れて、毎日のように遊びにきていました。


この夏、初めて子供を連れて、中西部の大学を訪問しました。12日もいて、7校しか回らなかったので、とてもゆっくりしたペースでした。

一日一校のみ、そして、友人、親戚を訪ねて、一緒に湖に行ったり、公園でピクニックをしたり、半分バケーションも兼ねていました。

それでも、今回大学のことで、いくつか学んだことがありました。

1.生き生きと自分の大学の素晴らしさを語る学生ガイドさんから、「学ぶ喜び」「教授と共にプロジェクトを進める醍醐味」「友達と共に過ごす時間の素晴らしさ」などを聞き、大学って、素晴らしいところなのだということが、わかりました。

2.親から離れて暮らすのは、楽しいけれど、時間管理、体調管理、日々の生活の管理と色々なスキルが要求されるので、高校時代に少しずつマスターしていかないといけないことも学びました。特に、2年生以降、アパートに暮らすのであれば、掃除、洗濯、買い物、料理、後片付けなど、忙しい勉強の合間を縫ってやらなければなりません。この夏は、家で家庭科101を特訓することにしました。日本の学校に通っていれば、中学まで、ベーシックな家庭科は教えてもらえたのに、アメリカではそのような科目があまりないので(息子は中学の時、半年間だけ選択教科で家庭科を履修したのみ)親が教えるしかありません。

3.精神的に大人で善悪の判断ができないと、大学生活では、誘惑や犯罪に直面する危険性が高いこともわかりました。ドラッグ、飲酒、性的な乱れ、ギャンブル、ゲーム中毒と手を伸ばせば、堕落への一本道です。家を離れる前に、子ども自身が精神的に成熟していないと、恐ろしい結果が待ち受けていることを実感しました。

ところで、昨日、シカゴ大学の駐車場がなくて困ったという話をしましたが、普通はそこまでひどくないそうです。私が行った日は、卒業式だったので特に厳しかったらしいです。卒業式がそんなに遅くあると思わず、調べずに行った私たちも準備不足だったけれど、アドミッションもそんなお取り込みの日にツアーを受け付けなければいいのにと思いました。(責任転嫁)

2011/06/23

シカゴ大学に行けずに、シカゴピザを食べた。

シカゴの夜景


息子のカウンセラーの先生から比較対象として、全くカラーの違う大学も見たほうがいいとアドバイスを頂いていたので、超アカデミックで、大きいシカゴ大学にもツアーの予約を入れていました。

シカゴは、駐車場を見つけるのが大変だと聞いていたので、かなり時間の余裕を見て、出発しました。ところが、学校の近くには、駐車する場所が全く無いのです。結局1時間くらいウロウロ運転して、あきらめて、シカゴ産業博物館に寄って、Uボートの展示を見て、シカゴ観光をして、シカゴピザを食べて、ホテルに戻りました。

もし、シカゴ大学が第一志望だったら、あせって、とても情けない思いをしただろうと思います。「大きくアカデミックな大学なら、家の近くにもあるので、又の機会でもいいか」と思えてよかったです。(負け惜しみ?)

カリフォルニアの郊外に住んでいると、広大な駐車場に慣れきって、大都会の街中での駐車状況がここまで厳しいとは想像できませんでした。

駐車料金もびっくりするくらい高く、一回最低20ドルもかかるのです!! 

シカゴ大学は、外からしか見れませんでしたが、とても荘厳な感じがしました。道行く学生さん、先生がたも、賢いオーラの後光が差していました。


P.S. 分厚いシカゴピザは、とてもおいしかったです。



2011/06/22

感謝でいっぱい!!(1)

サンディエゴ湾に浮かぶ帆船
中は、博物館です。海賊グッズが充実しています。

ぽーとジュニアの第2弾は、一昨日教会で行われました。

前回、予想の2倍の方に参加していただいたので、酸欠状態になってしまい、もっとみなさんにゆっくりお話を聞いて頂ける場所はないものかと祈っていたら、ある方のご紹介で、教会をお借りできることになりました。

牧師さんも全面的に私たちの活動をサポートしてくださり、本当に感謝です。教会の婦人会の方から、ケーキや飲み物の差し入れまでしていただき、恐縮してしまいました。

お忙しい中、時間をとって講師を務めてくださる先生方、私たちの活動を暖かく見守ってくださり、参加してくださる補習校の先生方、ご自分のネットワークを駆使して次から次へと素晴らしい先生を探してくださる方、連絡、会計、書記、進行の役をしてくださる方、子供さんを連れてきてくださる方々、会の運営の軌道修正してくださる方、そして、毎回参加してくださる皆さん、本当に本当にありがとうございます。

私たちの子供たちは、こんなに多くの人たちから大切にされて、とてもラッキーです。このご恩を子供たちが大人になった時、次の世代の子供たちをサポートすることで、お返ししてほしいと思います。

ところで、今回の高校生のためのバイオセミナーも、素晴らしかったです。なんと4人の講師の先生からお話を伺うことができました。1回では書ききれないので、又の機会にします。

2011/06/21

感謝でいっぱい!! (2)







サンディエゴ湾には、漁船、軍関連の船、観光船、ヨットと色々な船が泊まっています。


このブログを始めて2ヶ月がたちました。

家族と親しい友人が気が向いた時に私のブログに立ち寄ってくれるかなあと思っていましたが、多くの方に読んでいただきうれしく思います。

このブログの枠組みを作ってくださった方、「面白かったよ」と感想をメールしてくださる方、コメントをつけてくださる方、「いつでも使っていいよ」と美しい写真を送ってくださる方、そして時間を割いてブログを開いてくださる方、いつもありがとうございます。

これからも、楽しいブログを続けていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

2011/06/20

忠犬 ベイリー


お隣のティムさんの家には、12歳の老婆犬ベイリーがいます。私たちがこの家に引っ越してきた時は、まだ子犬でそれは可愛くて、玄関先で日向ぼっこをしていると、近所の人が寄ってきて頭をなでたり、話しかけたり大変な人気者でした。

犬の成長は早くて、一年もすると、すっかり成犬サイズになり、ティムさんはいつも大きなドッグフードの袋を重そうに買って帰ってベイリーに食べさせていました。あっという間に、太ってしまい、とうとう牛のようになってしまいました。

ある時、息子と2人で裏庭で遊んでいると、ベイリーが木の塀の節穴からじっと私たちを見ているのに気付きました。思わず「ベイリーもこっちに来れたら、みんな一緒に遊べて楽しいのにね。」と日本語でつぶやいたら、ドンと巨体を塀にぶつけて、塀を押し倒し、本当に我が家の裏庭に来てしまいました。

なんと、ベイリーは日英バイリンガル犬だったのです!!

息子は、ベイリーが遊びに来てくれたので大喜びし、夢中で一緒に走り回っていました。

ベイリーは、お近づきのしるしにと、どこからか大きな鳥の死骸を持って来て、私たちにプレゼントしてくれました。二人は固まってしまいましたが、ベイリーは「まあ、こんなに素敵なプレゼントをいらないなんて、もったいない。」とムシャムシャ鳥を食べ、ゲップと共に、2本の足を吐き出し、私は眩暈がしてきました。

食生活に違いはあるものの、友達であることには変わりないので、私たちは楽しく過ごしました。夕方になり、オーナーのティムさんの車が家に近づいてくる音を聞きつけると、ベイリーは急に我が家の茂みに隠れて、出てこなくなりました。いけないことをしてしまったという自覚があるようです。

息子が、ティムさんのところに走って行き、「僕のお母さんが、ベイリーにこっちに来なさいと言ったから、ベイリーがフェンスを壊してしまったけど、ベイリーをしからないで。」と頼んでいるところをベイリーはじっと見ていました。

「このご恩は一生忘れません。」ということで、ベイリーはそれからずっと息子の味方です。

家の中で私が息子を叱っていると、すぐに聞きつけて、大声で「子供を虐めてはだめよ。チャイルドサービスに通報するわよ。私の父さんは警官なんだから。」と吠え続けます。(そうです、犬は地獄耳なんです。)

息子が学校から帰ってくると、「お帰り。」と声をかけてくれます。

このごろは、寄る年波で、神経痛、頭の上のたんこぶと色々健康上の問題がありますが、それでも息子を見ると、童心に返り、2人(正確には1人プラス1匹)でじゃれて遊んでいます。

2011/06/19

金融ジャーナリストによる自分の子供の大学進学の経験談と戦略

南カリフォルニア在住の、著名な金融ジャーナリストによる、大学進学の戦略本です。

ご自身のお子さんは、難関UCから合格通知をもらいましたが、教育の質を考えリベラルアーツカレッジ(お嬢さんはペンシルバニア州のジュニアタカレッジ、息子さんはウイスコンシン州のベロイトカレッジ)を選ばれました。奨学金が出たので、UCに通うのと変わらなかったそうです。

現実的なアドバイスが多く、大変ためになります。特にニードベースではスカラシップがもらえない、中産階級の家族への情報が充実しています。

ファイナンシャルエイドのからくり、手続きの方法も簡便に説明してくれています。

楽しい運動会

日米両方の国歌斉唱があります。
お天気に恵まれました。


昨日は、補習校の運動会でした。

高等部は、競技のほかに、お昼のカキ氷販売、進行係等の役割があり、大活躍でした。


教職員の方、行事委員のお母さんたち、PTA役員の方々は早朝から、準備をされていました。"子供たちに楽しい思い出を作ってあげよう"という、多くの大人の方々に支えてもらっている子供たちは、本当に幸せです。

後片付けが終わったら、高等部は打ち上げにサンライズバッフェで夕食を食べて、カラオケに行きました。

現地校のお友達とは、パーティーを楽しみ、補習校の友達とは、宴会文化を楽しみと、充実の夏休みです。

きれいな写真は、夕べMさんから送っていただきました。いつもありがとう!!

2011/06/18

男の子がはまる本  エラゴン シリーズ

本当は、息子がシェークスピアやディケンズといった、名作、古典をガンガン読んでくれたらうれしいのですが、残念ながら、見向きもしません。

仕方がないので、活字だったら、とりあえずなんでもいいかということで、大衆娯楽小説の少年版を色々買って読ませてきました。

幸い、アメリカは男の子向きのヤングアダルト部門が大変充実しています。

筋書きといい、装丁といい、計算しつくされています。

夢中になって読みふけってくれればいいということ目的に見事に沿っています。

最初に紹介するのは、エラゴンシリーズです。

第1部のエラゴンだけは、映画化されましたが、興行的に失敗したため、続編は作られていません。

本の方が映画よりずっと面白かったと息子は申しております。よほど映画のできがわるかったのでしょう。

作者のクリストファー パオリーニは、ホームスクーリングのプログラムで高校までのカリキュラムを15歳で終了し(天才!)、作家としてデヴューしました。家族総出で、一作目をプロモートして、大成功を収めました。


この第一巻目のエラゴンが発売されるやいなや、アメリカ中の男の子たちは夢中になってしまいました。そして自分も第二のクリストファーになりたいという、作家志望が急に増えたのです。

息子の小学校でも、「龍にまたがり」、「空を駆け巡り」、「悪者を退治する」ストーリーをみんながこぞって書いていました。この冒険3点セットは、「エルマーの冒険」以来男の子の憧れになっているのでしょうか。

数年ごとに新作が出るたびに、クラスの男子の大半が自由感想文のテーマに選んでいました。

普通このような作品は、3部作で完結ですが、書きたいことが多すぎて、ついに今年の11月に第4作目が出版されるそうです。今や高校生になった息子ですら、数年ぶりの新作をとても楽しみにしています。もちろん、ずいぶん前にアマゾンで予約しているので、発売日には我が家に配達されることになっています。

2011/06/17

アドミッションオフィサーとの予期せぬインタヴュー

アドミッションラウンジ



今回一番驚いたのは、ある大学で、ツアーが終わり、こちらですと案内された部屋がアドミッションの一番偉い人の部屋で、そこで他のスタッフも待ち構えていて、いきなりインタヴューが始まってしまったことです。

アドミ本には、必ず「インタヴューを受けるときは、ある程度きちんとした服装で行くように。」と書いてあります。つまり、男の子なら襟のあるシャツ、ジーンズではないズボン、できれば革靴ということです。親もそれなりのドレスコードがあったはずです。

ところが、その日は特に暑く(38度)息子も夫もTシャツと半ズボン、スニーカーと超カジュアルでした。ただの学校訪問なら、それでも問題なかったのですが、さすがに、複数のアドミッションオフィサーを前にしたインタヴューだと知ると、あわててしまいました。

はるばる遠くから来たんだから、インタヴューもしといてあげようという、親心だったのでしょうが、事前に言っておいてほしかったです。

帰ってきました。

サンディエゴは美しい街です。


ようやく、サンディエゴに帰ってきました。

中西部も楽しかったけど、やはり我が家は落ち着きます。

12日も家を空けていたので、花が少し元気がありません。

数日前に一足先に夫が帰ったのですが、植物のことはすっかり忘れてしまっていたようです。



明後日は、補習校の運動会です。

高等部はカキ氷販売があり、親も色々お手伝いがあります。

各家庭で大きな氷を作って当日持って行かなければなりません。

体育会系肉食男子



サンディエゴ国際会議場



先月のぽーとジュニアのスピーカーは、日本の大学、大学院卒業後、UCSDで医工学の博士号を取得中の青年でした。

開口一番、「自分は、体育会系なんで、上下関係には厳しいです。この中で、今日この場に来るのに、親に言われてきた人はいますか? そういう人は、時間をかけてここに座っていても得るものがないから、すぐにここから出て行ってください。」と言われました。

体育会系の方の目には、補習校の男子の暢気さ、緊張感のなさが、普通でないように映ったのでしょう。

私は、高2の男子たちをミニバンにぎっしり積んで、サンライズバフェの夕ご飯に連れてってあげるというのを餌にして、このセミナーにおびき寄せる様に連れてきたので、穴があったら入りたかったです。

この手法で私は、今まで子供が自ら何か学びたいと思うより前に、画策して色々アクティヴィティをさせてきたんだなあと、反省しました。

体育会系講師のYさんのお話は、こうしてスタートしました。

スポーツ推薦で入学した高校の陸上部のこと、寮生活の苦労、部活と勉強を両立させるコツ、プライオリティーをつけて行動するタイムマネージメント、日本の大学生活、アルバイト、目上の方から人生を学び、可愛がっていただくコツ、人間関係を深めていく秘訣、就職、日本の会社組織、大学院入学、日米の大学、大学院の違い、アメリカへの留学の道のり、現在研究中の医学の話、大学院生としての生活、将来の夢など、多くのことを話してくださいました。

参加者一同、一言も聞き漏らさないようにと、緊張感を持ってお話を伺いました。

講演のあと、みんなからの質問にも答えてくださいました。閉会後も、会議室の外で子供たち、父兄たちに囲まれて、長い間私たちに語ってくださいました。

みんな、Yさんとお話できて、目がキラキラしていました。

これからも、質問があったら、いつでもメールしていいそうです。

体育会系なので、今度は運動会に、みんなに会いに来てくださる予定です。

海外に住む子供は、親戚のお兄さん、お姉さんに会って、色々アドバイスをもらう機会がないので、Yさんのように、少しだけ年の離れた方から、直接お話を伺えるのは、貴重な体験です。

又、日本とアメリカどちらの大学を選んだらいいか決めかねている子供、あるいは、一度日本に戻って又大学院で戻ってきたい子供たちに対して、バイリンガルである武器を利用して、フレキシブルに学びを続ける可能性を見せてくださって有難かったです。

Yさん、これからも、子供たちに色々アドバイスしてやってください。どうぞ、よろしくお願いします。又、Yさんのように素晴らしいお兄さんをご紹介くださったK先生、本当にありがとうございます。

2011/06/16

アドミッションオフィサーとのインタヴュー (1)

息子の大好きなアドミッションオフィスのスナックコーナー


息子は秋から11年生なので、ほとんどの大学はインタヴューをオファーしていません。(通常は11年生後半以降)

私たち親の方も、「息子の心の準備ができていないのに、インタヴューしてもらっても、やる気のない生徒という印象を与えて記録に汚点を残すのでは。」と心配して、あえてインタヴューを申し込もうともしませんでした。

ところが、一校だけ「インタヴューを受けてみませんか?」と向こうから申し出てくださるところがありました。

しかも、その大学は第一志望だったので、けっこう悩みました。カウンセラーの先生に相談したら、「アドミッションのほうでも、10年生が終わったばかりの子供は、心の準備ができていないことを知っているから、あまり恐れずに受けてみてはどうですか?」というアドバイスを頂きました。

というわけで、初めて親と子でアドミッションオフィサーとの面談をすることになりました。馬脚をあらわすことにならなければいいのですが…

2011/06/15

アドミッションオフィサーとのインタヴュー (2)

図書館



キャンパスの周辺の治安も気になるところです。





まず、息子だけが呼ばれ、30分ほど面談があり、その後親も呼ばれ、3者面談になりました。

この人は、カリフォルニアのみを担当していて、息子の通っている学校のことをよく知っている様子でした。


この際だから、思い切ってファイナンスのことを聞きました。我が家の経済状態をお話して、大学としてオファーしてくださるスカラシップの中で、どれが息子のカテゴリーに当てはまるかを伺いました。

今年そのスカラシップを受けた学生の平均的なGPA, ACT, SATのスコア、クラスランキング、高校によって全く違うGPAの重みの考慮の仕方を話してくださいました。

FAFSA、 CSSプロファイルで算出される額の差についてもかなり細かいところまで、学びました。

息子に対しては、入学願書で提出するエッセイの効果的な書き方を丁寧に教えてくださいました。息子の経歴の中で、特にどこの部分を強調すればいいかも、アドバイスしてくださいました。

カリフォルニアだけを担当しているということで、このオフィサーは、たびたびリクルート活動のためにロサンゼルス、サンディエゴを訪問されるそうです。彼女の今後の大まかなスケジュールも教えてくださいました。

子供をこの大学に送った人を何人か知っているのですが、親と子両方にとって大変満足度の高いと評判だったので、以前からこの大学のことは気になっていました。4人の子供全員を卒業させた家族もいます。(どんだけ、金持ちなんだ!!)子供によって全く違う才能を持っていましたが、この大学に通ったお陰で、人格的にもアカデミックな面でも、みんなそれぞれに、著しい成長を遂げることができました。


何年か前から、本やインターネットで調べてみると、やはりとても面倒見のいい、学ぶ環境として最高だという結論が出ました。

息子もガイドしてくれた青年から建築の勉強を続けるために、8月から大学院に通うこと、この大学の海外プログラムで、北欧に行っていたこと、ニューヨークの設計事務所でのインターンシップの経験などを伺って、すっかりこの大学のことを気に入った様子です。

一番のネックは高い高い学費で、がっつりスカラシップをもらえない限りは、息子がこの大学に入学することはないと思います。

学校が作成した一覧表を見ると、一見なにがしのファイナンシャルエイドは用意されているかのように見えますが、中身はほとんどローンなので、意味がありません。

厳しい現実があります。

2011/06/14

キャンパスツアーの必需品


とにかく歩く!

キャンパス歩きは、山あり谷ありです。






今回のキャンパスツアーで持ってきてよかったと思うもの、忘れて困ったものがいくつかあります。

個人的に、これだけははずせないものを、挙げてみたいと思います。

1.GPS

カリフォルニアに住んでいると、フリーウエーで要領よくどこにでも行き着けるのですが、中西部のリベラルアーツカレッジは田舎道を延々と走るので不安になってきます。表示も不親切です。GPSがなかったら、どれほど道に迷っただろうと、考えただけでもぞっとしてしまいます。


2.日焼け止めクリーム

サンディエゴがお日さまサンサンなのは、わかりますが、まさか中西部の日差しがこんなに強いとは思いませんでした。車に乗っている時間も長いので、パワフルな日焼け止めは欠かせません。


3.コットンのスカーフ

炎天下、キャンパスを歩くので、首の後ろが見る見る真っ黒になってしまいました。


4.歩きやすい靴

比較的こじんまりしたリベラルアーツのキャンパスでも、ツアーに参加すると3キロくらいは歩きます。田舎のキャンパスは、坂や丘といった過酷なコースも用意されています。(泣)サンダルより、ちゃんとした歩きやすい靴のほうが辛くありません。


5.レインコートか薄手のジャケット


中西部は、気温の変化が激しく、38度の猛暑で苦しんでいたかと思うと、突然嵐がやってきて、一夜にして、みぞれ混じりの雨の降る寒さになってしまいました。

かさばりますが、一応寒さ対策も考えたほうが安心です。


6.帽子

今回私はこれを忘れて苦労しました。

第一日目のツアーで帽子がなくて辛かったので、2つ目の大学に行く途中で買おうとしましたが、行けども行けども、とうもろこし畑で、どのお店に行っても、本格的なお百姓さんの被る麦藁帽子しかありませんでした。しかたがないので、それを買い、大きな町に出てくるまで、毎日それを被っていました。

首に商店の名前の書いてあるタオルを巻けば、夏の甲子園の応援席の球児の母としてすっかり馴染むのですが、アメリカの大学では、浮いてました。

みなさん、どうか町にいる間に、帽子を買って忘れず持ってきてくださいね。


ヘビーデューティー麦藁帽
テカテカ具合が何とも言えない。

バイリンガル、バイカルチャー この遠い道のり

サンディエゴらしいアート?



日本語補習校の高等部に通っているということは、程度のばらつきはあるにしても、一応バイリンガル、バイカルチャーとみなされています。

確かに、日本に行っても子供たちは何の不便もありません。切符を買ってどこでも好きな場所に行けるし、携帯を持っていれば友達とつるんで、一日中遊ぶことができます。若干のなまりはあるものの、日本語を話せ、日本人の顔をしているので、日本の社会にすっかり溶け込んでいると、思っていました。

息子の現地校には、アジア人は全校で数人しかいないので、何をしても目立ちますが、日本に行くと「ブレンドイン」して、みんなと同じで、すごく気持ちが落ち着くと息子も喜んでいました。

ところが、去年の夏、馴染んでいると勘違いしているのは、私と息子だけだということに初めて気づきました。

横浜にある大学のオープンキャンパスで歩いていると、息子の名前を呼ぶ声が聞こえてきました。補習校の先輩とお母さんでした。よく、こんな人ごみのなかで、息子が見つけられたなあと、不思議に思っていたら、「先輩は、日本なのに男が赤いTシャツを着てるやつがいると、びっくりして見てみたら、僕だったんで、声をかけたんだって。」と笑うではありませんか。

そうだった!! 日本では、男と女では、着るものの色にもスタンダードがあることを息子に教えるのを忘れていました。

なぜか息子は似合いもしないのに、赤が大好きで、小学校以来、歴代の通学用バックパックは赤でした。買い物に連れて行く夫も、別に疑問に思わずに、赤いバックパックを買ってやっていました。

補習校のランドセルは、祖父母が送ってくれたので、黒でしたが、本人に選ばせてやったら、間違いなく赤いランドセルを背負って通学したはずです。

なるほど、日本に馴染むには、まず親の意識改革からはじめなければいけないですね。

人生が変わるほどの経験をさせてくれる大学40校のリスト

この本を読んでから、私の大学探しの視点がすっかり変わりました。

ネームバリューにとらわれることなく、自分の子供が大学生活の4年間で、どれだけ価値のある教育を受けられるかに重点を置いています。

● 教授との親しい関係

● 教授との共同研究

● 海外プログラム

● インターンシップ

● 大学の友人との深い人間関係

● 地域住民との触れ合い

● 大学院進学のための大学からのサポート


今回のカレッジツアーでも、この本のリストにある大学をいくつか回ってみました。

学生をしっかり教育し、社会に送り出す使命感がアドミッションオフィサー、学生ガイドの皆さんからビリビリ伝わってきました。

世の中の動きが早いので、それに対応できる人材作りができる大学であるかどうかが、学校選びのポイントになってきています。

ブランドネーム、過去の栄光は、表面的に調べてもすぐわかりますが、将来を見据えた人づくりのための教授陣、カリキュラムなどは、見つけ出すのが大変です。

マカレスター大学(1)ツアー開始

昨日はマカレスター大学で同窓会の集まりがあったそうです。
大学のマスコットが迎えてくれます。
マカレスター大学のアドミッションオフィス



大学訪問の最初は、マカレスター大学です。

セントポールの閑静な住宅地の中にあります。

卒業生の中には、アナン元国連事務総長がいます。

国際関係、人権問題、環境問題などの分野が特に有名です。


朝10時半スタートのツアーには、10家族くらいが参加していました。

学生ガイドは二人で、5家族づつ分けられました。


私たちのガイドさんは、フランス語と演劇を専攻するアレックスという大学2年生です。



ツアー開始



2011/06/12

マカレスター大学 (2)学生寮

寮は二人部屋です。
寮の外観





まず、寮を見せてもらいました。

2年生用の寮で二人部屋でした。

10畳くらいの部屋に、ベッドと勉強机が二つずつ置いてあって、結構狭そうでした。


ルームメートと合わなくて困ったという話をよく聞きますが、こんな狭い部屋で寝起きを共にするのですから、気が合わなければ、辛いでしょうね。

2011/06/11

マカレスター大学 (3)カフェテリア

サラダ、グリルチーズサンドイッチ、クッキー、ケーキ
これは、私のチョイスです。
気合の入ったベーカリーセクション



夏休みに入っているので、すいています。

キャンパスツアーに参加すると、食べ放題のカフェテリアの券を2枚もらいます。

我々は3人で参加したので、1人分は買いました。ランチは8ドルでした。

ハンバーガー、サンドイッチ、ピザ、グリルチキン、サラダバー、デザート、ドリンクバーと標準的な品揃えです。

ベーカリーが充実していて、ピザはドウから手作り、クッキー、ケーキ類もここで作っているそうです。

アメリカの子供は、大学に入学すると、この食べ放題システムのせいで平均7キロ太るそうですが、ここでは、かなりヘルシーな選択も可能です。

息子は、ハンバーガー、フレンチフライ、ケーキ、クッキー、コカコーラを大喜びで選び、先行きが暗いです。間違いなく、大デブの道まっしぐらです。トホホ~

2011/06/10

マカレスター大学 (4)スポーツ

アナン国連総長記念卓球台
体育館
過去の栄光(1925年!)
ジム



屋内陸上競技場





マカレスター大学はディヴィジョンIIIです。



一年のうち半年近く雪に埋もれて生活するので、インドアの施設は充実しています。

巨大なインドア陸上競技場もあります。