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2011/08/31

カレッジガイドブック 番外編 審査員特別賞

読んでいるだけで、ワクワクしてくるガイドブックです。

大学選びに、ここまでの判断基準があるのかと、驚いてしまいます。たとえば、

★ アートを使って傷ついた心を癒すためのプログラムが充実した大学

★ インターンシップの指導が充実した大学

★ エンジニアの勉強がたっぷりできるリベラルアーツカレッジ

★ 英文学でPhDを取得した人の出身大学ベスト10

★ その大学でしかオファーしていない珍しいメジャー

★ オナープログラムが充実している大学(私立、公立それぞれのリストあり)

★ 卒業生の寄付率の高い大学

★ 学費が比較的安いわりに、質が高い大学

★ ニーズベースのファイナンシャルエイドが充実した大学

★ アカデミック、ソーシャル 両面で充実した生活を送りたい学生のための大学

★ 学習障害のある学生へのサポートが充実した大学

★ それぞれのスポーツのランキング(DI, DII, DIII)

★ 各州のすぐれた大学の一覧

などなどです。

この本は読んでいて本当に面白くて、「アメリカ大学トレビア」などというクイズ番組ができたらいいのにと、思ってしまいます。

2011/08/30

カレッジカイドブック御三家 その3 銅メダル

カレッジガイドブックの代名詞とも言えるU.S. Newsですが、「情報に偏りがある」、「このようなランキングの存在が、大学教育、大学選びの妨げになる。」「名門リード大学がこの本に載ることを拒否した。」(大昔、郷ひろみが紅白歌合戦に出ないことを表明したということを思い出した。)などと、いつもケンケンガクガクの論争が繰り広げられています。

私も、このガイドブックはあまり好きではありません。表紙の質が悪いのに、ページ数が多すぎ、ふにゃふにゃして使いにくい本です。大学についての記述もFiskeのようにスッと頭に入る親しみやすさがありません。

唯一この本がいいと思うのは、カバーしている大学が多いので、中堅大学の名前も数多く出ていることです。とはいえ、誰でもゲットできるようなありきたりの情報だけで、知りたいような情報はないので、ほとんど役には立ちません。

5月にぽーと会で「アプリケーションプロセス、タイムラインのセミナー」「ファイナンスのセミナー」でお世話になったN先生は、U.S. Newsのオンラインの有料プログラムが奨学金の配分状況をつかむのに役立つとおっしゃっていました。

「ニーズベースの学生には手厚く、メリットに関しては、アスリート以外ほぼ絶望的」「一見額的にはなかなかよさそうでも、中身のかなりの部分はローンとワークスタディ」などという情報もきちんと数値を分析していけば、読み込めるみたいです。

本は本当に使いづらいので、オンラインサービスの方がよかったかもしれませんね。私は買って損したかな。

2011/08/29

カレッジカイドブック御三家 その2 銀メダル

昨日紹介したFiske もとてもいいガイドブックですが、私は、これも結構気に入っています。

一校につき、見開き2ページの規定のフォーマットを使っているので、知りたい情報が瞬時に見つかります。

入学の難易度といった目安も,ランキングではない数値で表されています。

たとえば、誰もが最難関の一つと考えるハーバード大学などはアカデミック、入学の難易度、ファイナンシャルエイド充実度は最高値の99なのに、なぜか生活の質はイマイチ85という具合です。バランスがとれて高得点なのは、難関リベラルアーツカレッジのボウドインで、生活の質99、アカデミック97、入学の難易度99、ファイナンシャルエイド99となっています。

数値で大学の概要を知るのは限りがありますが、手っ取り早いです。

私がこのガイドブックが好きなのは、今書いた項目以外にも、アジア人の比率、SAT、ACT、GPAスコアの平均値などといった情報がどの大学のにも同じ場所に整然と明記されているので、比較しやすいからです。

難点と言えば、アメリカにある大学の1割しかカバーされていないので、質は高いけど、知られていない大学のことが全く書かれていないことです。私は個人的には、そのような大学にもとても興味があるので、がっかりすることが多いです。


2011/08/28

カレッジカイドブック御三家 その1.金メダル

少し前に、私はカレッジコンサルタントになるためのクラスをカリフォルニア大学アーバイン校のオンラインコースで取りました。

なるためのコースと言っても、実際参加した学生のほとんどは、ベテランコンサルタントで、そのレベルの高さに圧倒されました。このコースは「カレッジコンサルタントとして更にスキルアップしたい人のため」と名称変更するべきだと、憤慨しました。そうは言っても、コンサルタント同士の横のネットワークのすごさを身近で見れて、大変勉強になりました。

ところで、ある週のフォーラムは、「自分の好きなカレッジガイドブックを挙げて、そのよさを述べてください」というものでした。

大半の人が、このFISKEを選びました。

「親、生徒にわかりやすい説明」「簡潔であるが、必要な情報は全て網羅されている。」と声を揃えて言っていました。

視力の弱い私にとっては、活字が大きく、読みやすいのも魅力です。また、上位何番などという、偏ったランキングをあえてつけずに、星3つなどというおおまかな目安しか書いていないのも、大学の中身を数字で表すことができないことをアピールしていて、いいなあと思います。

関係者に直接会って、その学校のことを教えてもらっているような感じさえ受ける、フレンドリーな記述もいいです。

ということで、私もこのガイドブック一押しです。

2011/08/27

ホッキーのお見舞い



ホッキーがあまりに気の毒なので、昨日息子と一緒に犬のおやつとお花を買って、お見舞いに行きました。

ホッキーは、お花には興味がなさそうでしたが、おやつはとても喜んでくれました。

ホッキーのすぐ横で、老婆犬のベイリーが心配そうに付き添っていました。「ホント、弟たちはやんちゃで困るんです。」と悲しい顔をしていました。(そうそう、申し遅れましたが、私は、ドリトル先生みたいに犬語が堪能です。)

ホッキーは、耳をひどく噛まれていて、ピンクの糸で(足の包帯とカラーコーディネートしてもらったそうです)30針も縫ってもらっていました。足の包帯の中も、結構縫ってもらっているそうです。いなばの白兎のように、毛がごっそり剥がれている場所もあり、痛々しいです。

痛み止めと、抗生物質を飲んでいるので、眠そうでした。来週になったら元気になるそうです。月曜日には、又お医者さんに診てもらい、傷が癒えていたら、包帯も取れるそうです。

同じ家でオスを2匹飼うことは、お互いがリーダーシップを主張しあって大変ですが、ホッキーとガナーの場合、どちらも自分がティムさんのパートナーだと思っているので、とても根が深いです。

非番の時にはホッキーがパトカーを犬小屋がわりにして住んでいますが、いざ出動となるとホッキーは裏庭に連れて行かれ、ガナーがさっそうと出勤していきます。

ホッキーの心痛を思うと、私まで悲しくなってしまいます。

2011/08/26

大事件です!!

痛々しいけど、包帯のセンスがなかなかいい。

弱り目にたたり目のホッキー
耳がジグソーパズルのようになってかわいそう



一昨日、私は用事があって外出していましたが、その間に大変なことが起こったそうです。

家の留守電に、左隣のおじいさんからメッセージが入っていて、「君の右隣の家にポリスカー3台と消防車が来て、大騒動だったよ。一緒に騒動を見に行こうとマレーン(奥さん)と君の家のドアをノックしたけどいなかったね。どこに行ってたの。」と大変興奮していました。(このご夫婦から、山火事、花火といった見物を一緒にしようと誘って頂くことが多いです。)


さっそく、お隣のティムさんの家を訪ね、いったい何事かと尋ねました。そうすると、息子さんが出てきて、裏庭で現役警察犬ガナーと、リストラ警察犬ホッキーがけんかをしていたので、オーナーのティムさんが止めに入ったら、それを2階の窓から見ていた近所の人が、「大型犬に襲われている人がいる。」と警察に通報して大騒動になったそうです。

かわいそうに、ホッキーはガナーに足と耳をかじられて怪我をしてしまいました。

ガナーがホッキーを馬鹿にして、それを真に受けたホッキーが怒ったところを、ガナーからガブッと噛み付かれそうです。

ホッキーは一晩入院をしたので、その夜は近所がとても静かでした。私以外の人は喜んだのですが、私はあの声をわめき声を聞かないと、寂しくてしかたがありませんでした。

無事に帰宅してよかったです。早く元気になってね、ホッキー!!



2011/08/25

最近気になってしょうがないこと。

突然ですが、ここで問題です。

私が、最近気になってしかたのないことは何でしょう?

ヒント1.海の見える公園


ヒント2.ブタバラ



ヒント3.薪


ヒント4. アルミの鍋



ヒント5 こんにゃく



これで、おわかりですか?

ブー。残念です。

最後のヒントです。

ヒント6.里芋





そうです、正解は、「補習校高等部1,2年合同の芋煮会」です。ちょっと難しい問題でしたね。

前回のビーチパーティーがあまりに楽しかったので、秋は芋煮会、冬は、餅つき&餅焼きBBQをビーチですることになったそうです。(学級委員さんありがとう!!!)

まだ暑いけど、そろそろお誘いがあるのではないかと、メールチェックを欠かしません。

日本一の芋煮会


2011/08/24

いつもポジティヴであること

子供からの花束を笑顔で受け取られるテニー夫妻


テニー博士は91歳、奥さんのベティーさんは92歳ですが、カクシャクとして大変お元気です。そして、頭が冴えわたっています。

夫と息子がご自宅までお迎えに伺い、セミナー終了後お送りしたのですが、ご自宅はまるでモデルハウスのようにセンスがよく、手入れが行き届き、書斎には最新鋭のマックの大型スクリーンがあったそうです。コンピューターマニアの息子が羨ましがる機種です。

お礼のメールをお送りすると、iPadからお返事が届きます。

生きる姿勢が違います。「余生」「お迎えを待つばかり」などという日本的な発想は全くないのです。

セミナーに参加してくださったお母さんとお嬢さんが話しておられたのは、戦争中捕虜として虐待されて大半の方が亡くなられた中、テニーさんが生き残られたのは、心持ちが違うのだろうというのです。

たとえば、4日間飲まず食わずでいた中、心の優しい日本兵が自分の食べ物をほんの少しだけ分け与えてくれたという場面で、普通なら「4日間も飲まず食わずにさせられて。」というところに焦点が当たるのに、テニーさんは「わずかな食べ物を分けてくれた人の優しさ」に焦点を当てていらっしゃいます。

テニーさんの考え方は私たちの日常でも当てはまります。「あ~あ、もう○○しかない。」としょんぼりするのと、「まだ○○もある。ラッキー!!」と喜ぶのでは、人生の充実度が天と地ほども違います。

私も、テニー博士のように、よい面だけを見て生きていきたいと思います。





2011/08/23

これからも、平和セミナーを続けたい

開会の45分も前に到着してくださったテニー博士ご夫妻
本当に素敵なカップルです。



私が補習校高等部のお母さんたちと勉強会「ぽーと会」を始めたのは、子供の「大学受験」「キャリア」に悩んでいたので、みんなで知恵を出し合おうというのがきっかけでした。


しかし、みんなで学び続ける中で、いくら子供たちが頑張って良い大学に入って、素晴らしいキャリアパスに乗ったとしても、景気の悪化、戦争が深みにはまると、徴兵されるなど、子供自身の努力では、乗り切れない要素がたくさんあることに気付きました。

又,子供たちが日本人のアイデンティティーを持つ以上、過去の負債も負っていかなければなりません。今でも、12月になると「パールハーバーはひどい。ジャップはとんでもないやつだ。」とクラスで毎年、いやな思いをさせられる子供も多いです。

アジア人のクラスメートの中には、おじいさん、おばあさんたちの世代で旧日本軍にひどい目に会わされたことを、心のどこかでこだわっている子供もいるかもしれません。

わだかまりがある中で、友情や信頼関係が築けるわけはありません。日本人の子供たちが、過去は水に流して、自分は頑張って世界の架け橋になるんだ、息巻いても、日本の加害の過去を知らずに、他の国の人が心を開いてくれるわけはありません。

日本人は、水に流すのが得意ですが、水に流すことができるのは、被害者だけであることを私たちは忘れがちです。友情を築くために、過去を水に流してもらうには、まず真実を知ることが、第一歩になります。

私は、そのプロセスを飛ばしたために、海外の人から引きかれた苦い経験が何度もあります。

若い頃は、自分が広島出身なので、海外に出るとついつい、「ノーモアヒロシマ」「広島の苦しみをみんなに知ってもらわなければ。」と力が入っていました。

しかし、他の国の人に、「原爆は、雷のように、突然降ってきたわけじゃないでしょ。なんで、広島に原爆を落とされたか考えてごらん。広島は軍都として栄え、多数の兵士を広島港からアジアに送り出し、多くのアジアの人たちを苦しめたでしょ。」と言われては、返す言葉もありません。

日本の加害者としての歴史、日本からひどい扱いを受けた多くの国々の人たちの苦しみ(アジア、アメリカだけでなく、オーストラリア、ヨーロッパにまで被害者はいらっしゃる)を知り、辛い気持ちに寄り添わなければ、友情など築けないことを学びました。自分の訴えたかった「原爆の悲惨さ」、「平和の尊さ」を訴えるのは、両者の気持ちが触れ合ってからでなければ、ならないと感じました。

私が子供たちに、正しい歴史を知って欲しいと考えるのは、子供たち一人一人が、世界の人たちと将来仕事を通して、固い友情で繋がって欲しいからです。

私たちの子供たちには、色々な方角から歴史を学び、チャンスがあれば当事者からもお話を伺うことができればいいなあと願っています。

違ったバッグラウンドの子供が、共通の歴史の知識を持つことではじめて、今後、自分たちが住む世界をもっと住みよいところに変えていけると思います。

「世界の平和、友情」「大学進学」「キャリア戦略」 ぽーと会は、この三本柱で、親と子供たちで学び続けていきたいと考えています。

これからも、どうぞよろしくおねがいします。


2011/08/22

テニー博士の平和セミナー 無事に終わりました。


昨日のテニー博士のセミナーは、本当に多くの方々にお越しいただき、和やかな会になりました。

予想していた3倍以上の出席者で、椅子が足らなくなり、子供たちに床に座ってもらったり、他の部屋から椅子を持ってきたり、文字通り立錐の余地なし状態でした。

テニー博士は、91歳になられるというのに、1時間半以上立ちっぱなしで、講演に続き、質疑応答をされました。92歳の奥様のベティーさんが最前列で、耳の遠いテニー博士のお手伝いをされていました。

本当に素敵なご夫婦でした。

辛い体験を私たちのためにシェアするために、はるばるきてくださったテニー博士ご夫妻、テニー博士を紹介してくださった徳留さん、そして参加してくださったみなさん、場所をかしてくださった日系キリスト教会のみなさま、このイベントのことを伝え、お友達をつれてきてくださったみなさま、アナウンスしてくださった「ゆうゆう」さん「ライトハウス」さん、みなさん、本当にありがとうございました。

これからも、平和について考えるイベントを続けていきたいと思います。

テニー博士の講演については、日を改めて報告させていただきたいと思います。

2011/08/21

どうして、みんなそんなにいい人ばかりなの?


サンディエゴには、ビーチパーティーが
できる公園がたくさんあります。




昨日は、放課後、補習校の高等部、合同のビーチパーティーが4時半から9時半までありました。学級委員のお母さんの手作りのハンバーガー、各種のおかず、デザート、焚き火で作るスモアー、と充実のメニューでした。

子供たちは、明るい時は泳いだり、ボール遊びをしたり、暗くなると焚き火を囲み、たくさん話し、すごく楽しかったようです。


この日のことは、一生忘れないと思います。学級委員さんをはじめ、準備してくださったお母さん方、会場設営、ファイアーピット確保など大活躍してくれたKくん、本当にありがとうございます。


「明日のテニーさんの講演会には、朝シュークリームを作って、持って行きます。」という高校生の女の子もいました。来てくれるだけでありがたいのに、そんなことまでしてくれて、(おばちゃんだって、作れない難しいものを)うれしくって、びっくりです。


家に帰ってみると、留守電が入っていて、自分のネットワークやフェースブックを使って、ラストミニッツで明日のイベントを勧誘してくださる方たちもいました。


遠くに住む子供さんたちを自分の家でお泊りさせて、明日のイベントに連れてきてくれる方もいます。

ご両親が忙しくて、お子さんが来れない方のために、みんなで手分けして、送迎を計画してくださっています。


どうして、みなさん、そんなにいい人なんですか? 感謝しても、しきれないよ。




2011/08/20

Ray Of Hope

コロナドビーチの幸せそうな犬


日本のメンターが送ってくれた、山下達郎のニューアルバム、Ray Of Hope が昨日届きました。

成田からロサンゼルス行きの飛行機のオーディオプログラムで、このアルバム聞いて素晴らしいと感動したので、いつか買おうと思っていたところでした。彼女は、いつも私の心を読んで、サプライズプレゼントを贈ってくれるのです。

「東北大震災のこともあり、これまでのアルバムとは、全く違った思いで作った。祈るような気持ちで、希望の光を次の世代に託したい。」という山下さんの熱い思いがアルバム全てから伝わってきました。彼のアルバムからこれまでは「祈り」という言葉を聴いたことはないように思います。

彼のメッセージがとっても心に沁みました。

明日は、テニー博士の平和セミナーです。私も今、祈るような気持ちで「希望の光」を次の世代に託したいと準備をすすめています。

ぽーと会で今まで何度も勉強会、セミナーを企画してきましたが、今回が一番緊張します。たぶん、スピーカーの方が90歳というご高齢ということもあるし、話してくださる内容も、日本人の私たちには辛いからです。

でも、次の世代の人たちには、ぜひ未来を考える上で知っておいて欲しいと思い、多くの方のご尽力で、実現しつつあります。本当に、数え切れないくらい大勢の方々にお世話になりました。ありがとうございます。

子供たちが、オープニングスピーチ、お礼の言葉、展示のポスター、テニーさんの活動していらっしゃる慰問箱を送るプロジェクトの募金活動、ティーパーティーの準備など、全部してくれるので、大船に乗った気分です。

この子供たちが、未来への平和、希望、愛を繋いでくれると、期待しています。

どうか、スピーカーのテニー博士と奥様、出席してくださるお一人お一人が、安全に行き帰りでき、お話を自分の心の中にしっかりと受け止め、これから自分のテーマとして考え、一人一人が平和のために良き働き人となれますように!!



2011/08/19

そういう人に私はなりたい!



私の好物 ギリシャ料理
ギリシャに行ったことがないので、本格的か
どうかはわかりません。

 




私の理想的な生活は、

1.お友達にいつ来てもらっても、お家がピカピカで、

2.楽しく会話をしながら、ぱぱぱっと、しゃれた料理を数品用意できて、

3.食べている間に、ケーキのおいしいにおいがしてくる。

4.そして、ゆっくりコーヒーを入れて、みんなでデザートを楽しむ。


現実は、

1.前もって約束していても、家がいまいち汚い。

2.お話に夢中になりすぎて、いつまでも料理ができない。

3.子供がお腹がすきすぎて、機嫌が悪くなる。

4.買っておいたフルーツ、デザートのことを、お客さんが帰った後思い出す。

5.仕方がないので、家族で何日も同じデザートを食べ続け、みんながますます太る。


つい最近も、お友達の家族がせっかく遊びに来てくれたのに、話に夢中になりすぎて、そうめんをゆでるお湯が何度も干上がって、水を足して、かなり遅れて完成しました。(そうめんを完成とは言わないか。)

そうです、私は、お話をするのが大好きすぎて、同時に他のことができないのです。

困ったものだ。

2011/08/18

自信がみなぎる

もう3年前のコマーシャルなのですが、気になって今でも時々見ています。

ポロに乗れば、急に自信がつくらしいです。





残念ながら、このTVコマーシャルはすぐに放映中止になってしまいました。

理由は、動物虐待の疑いがあるからだそうです。

自信なさそうに、震えている場面を、虐めて撮ったのではないかというのです。

VW社の広報では、「絶対虐めていない。演技のプロの犬を雇ったし、獣医立会いの下での撮影だった。」と反論したそうですが、犬好きの圧力であえなく放映が中止されました。

もし、このコマーシャルが受けて、二匹目のドジョウを狙うCMディレクターが現れ、今度は本当に虐待して撮影する恐れがあるので、この判断は正しいと思います。

夫は、「テリア系はとても賢いから、演技派の犬だったら、震えるくらいすぐにできるよ。ポロの犬は虐められてないよ。」と私と息子が心配しないように言いますが、やはり気になります。







2011/08/17

世界史を50時間でカバーしてくれる有難い子供用オーディオブック

 














このオーディオブックは、息子が小学生の頃親子で夢中になって聞いていました。

古代史から911までを、約50時間でカバーしています。


著者は、ホームスクールで自分の子供を育てたので、歴史教育について、自分なりの方針を持っています。単に過去に起こったことを羅列するだけでなく、人間の普遍的な弱さ、醜さ、欲望にまで描き出し、まるで週刊誌のゴシップ記事を読んでいる面白さでした。

「過去に起こったことから何を学び、これからの自分の人生にどのように生かしていくか」が根底にあるので、子供の本とは言え、かなり聞きごたえがあります。


後半30時間の朗読を担当している声優は、「アメリカの声の宝石」と呼ばれるJim Weissで、そのうまさに、脱帽です。


彼の朗読のせいで、私まで、ロシア皇帝の圧制にあえぐ農民の気持ちで、「革命!!」と運転しながら叫んでしまったほどです。

私はこのオーディブックに出会うまで、歴史は退屈な暗記科目だと信じていました。でも、本当は人間の本質を知る大変面白い教科であることがわかりました。

2011/08/16

ますます人気が落ちてしまったホッキー

寂しそうなホッキー





誰も相手にしてくれないので、ふて寝をするしかない。



お隣のホッキーは、偏屈な性格が災いして、ただでさえ人気がないのに、最近ますます疎んじられる要素が増えてしまいました。

先週オーナーのティムさんと山に散歩に行ったとき、スカンクを追って、顔の真正面にスカンクのおならを浴びて、とんでもなく臭くなったのです。

すでに2回もお風呂に入れてもらったのに、いまだにとても臭いのです。


家族には、「文字通りスカンクのように臭いホッキー」と笑われ、近所の子供からは「スカンキー」などという不名誉なあだ名をつけられ、すっかりプライドが傷ついています。


気の毒なので、私は毎日、立ち話をしに寄ってあげるのですが、うっかり頭をなでてあげると、5回ハンドソープで洗っても、調理ができないくらい、臭いのです。

手が臭くて、料理ができないという立派な理由があるので、我が家は最近ファーストフードが多いです。そして、家族から喜ばれています。(主婦のくせに、どんだけ料理が下手なんだ?!)

2011/08/14

お世話になります。



昨日は、来週の平和セミナーでお部屋をお借りする、「サンディエゴ日系キリスト教会」にお邪魔して、マイク、スピーカーの使い方、お部屋のセットアップのやり方を教えていただきました。

私は、このような企画、運営に不慣れなので、みなさんに色々ご迷惑や、ご負担をかけることが多いです。本当にいつも申し訳なく思います。

そんな時、「新しいことをする時は、色々あるから気にしないで」など、勇気の出るお言葉を下さる方がいて、感謝です。

昨日も、「わからないことがあったら、いつでも聞いてくださいね。」とたくさんの方から、声をかけていただきました。

講師のテニー博士をはじめ、出席者の方お一人、お一人にとって、心温まる会になるよう、準備をしたいと思います。

いつも、みなさんに助けていただいて、本当にありがとうございます。




ぽーと会主催 平和セミナーのご案内



来る、8月21日、1時より、サンディエゴ日系キリスト教会にて、平和セミナーを開催します。

講師の博士のことは、私のブログの6月1日から4日まで、書かせていただきました。


日本とアメリカに両方縁のある私たちが、博士の経験を通して、「戦争の真実」「平和の尊さ」「これから私たちがしなくてはならないこと」を学び、将来の生き方を考えることができればいいなあと考えています。

どうぞ、みなさん、参加してくださいね。



当日は、自由献金のほか(テニー博士へのお車代)、テニー博士がサポートしておられる、現在戦地に送られている兵士に「早く元気に帰っておいで。みんな待っているよ」というメッセージと共におやつの入った慰問箱を送る運動「Care Packages from Home」というグループへの寄付金もお願いする予定です。

ご協力、お願いいたします。





2011/08/13

大学進学セミナー


今日は、補習校で、原田先生による大学進学セミナーが10時から、4時半までありました。

私たち親は子供の大学の入学まで考えるのが精一杯になりがちですが、ずっと先のキャリア、幸せな人生とは何かまで考えて、導いていかなければならないことを学びました。

人生のゴールにたどり着くための、正しい大学選びの難しさを痛感しました。

親の責任は重大です。

情報満載で、頭がフリーズしてしまいました。

もう少し、整理整頓して、アップしようと思います。


長時間固い椅子に座りすぎて、床ズレを起こしそうになりました。(単に体が重いだけ?)


原田先生、はるばるサンディエゴまで来てくださり、ありがとうございました。

12月もよろしくお願いします。

P.S.

学級委員さんが注文してくださり、ご主人が補習校まで配達してくださったニジヤの幕の内弁当、豪華でびっくりしました。普段お店では見かけない品数と量でした。驚きすぎて、写真に撮るのを忘れてしまい、残念です。


2011/08/12

NHKラジオ 地球ラジオ アンコール特集


今週、サンディエゴの補習校で教育セミナーをしてくださるサンノゼの教育コンサルタントの原田誠先生が、日曜日のラジオに出演されます。

過去に放送されて評判がよかったものの再編成だそうです。

日本時間の8月14日ラジオ第一放送で午後5時5分から6時50分からです。海外からはNHKワールド、ラジオ日本、インターネットで放送後1週間聴くことができます。

http://www.nhk.or.jp/gr/

放送後、画面の右端の「前回の放送をきく」というところをクリックすると8月21日まできくことができます。

8月14日 放送分 5時台を3分30秒過ぎたあたりからスタートです。

サンディエゴのセミナーに来れない方は、ぜひ聞いてみてくださいね。

5分ほどの短いインタヴューですが、充実の内容です。

2011/08/11

懐かしい学校

バルボアパーク


来週の月曜日から、息子の現地校の新学期が始まります。

それに先駆けて、今日は、履修科目の登録とオリエンテーションがありました。

久しぶりに友達に会えて、息子は本当にうれしそうでした。勉強は特に好きなわけではないのですが、学校、友達、先生が大好きなので、用事が終わってからもずっと、友達と雑談をして過ごしていました。

先生の部屋に行って、挨拶や夏休みの思い出をシェアしたり、新聞部の部室をチェックしたり、うろうろしていました。

新学期からは、1時限の更に一つ前の0時限という7時から始まるクラスを取らなければならないので、更に早起きする必要があります。

実験のあるAPクラスの中には、6時からラボがスタートという人もいて、「♪朝一番早いのはパン屋のおじさん♪」の次くらいに早起きになります。(息子には無理だ。調理師兼、運転手の私なんて、4時起きになってしまう。そんなのあり得ない。もしかして、パン屋のおじさんにも勝ってしまうかも)

お気軽なアメリカの高校生活のイメージとはかけ離れた、過酷なコースもあるというわけです。




2011/08/10

サンディエゴに戻ってきました。


サンディエゴに帰ってきました。

蒸し暑くないので、助かります。

留守の間、夫はせっせと掃除をしていたので、こざっぱりとした家です。私と息子が住むやいなや、ごちゃごちゃしてしまいます。(普通は反対だろう)

お隣の家の犬が、私たちが帰って、大喜びしています。ここ数週間、この家のメンバーが2人も欠けているので、怪しいと言って、夫が外に出るたびに、「白状するんだ!!」と元警察犬のホッキーが大騒ぎしていたそうです。

犬は、旅行をしないので、私と息子が長らく帰らないというコンセプトが理解できないのです。

ホッキー、心配してくれてありがとう。大丈夫だよ。ちゃんと帰ったから。

2011/08/09

あっという間の3週間



今から、アメリカに戻ります。息子は、キャンプの間中、ほとんど眠らずにしゃべり続けた結果、声が出なくなり、昨日の午後から、今日の昼近くまで爆睡していました。

今回は、20年ぶりのお友達に2人も会えてうれしかったです。

私は、家族や友達に守ってもらって、支えられて、今まで生かされてきたのだなあ、つくづく感謝しました。


今回、親友に連れて行ってもらったオノヨーコさんのレクチャーで素晴らしいメッセージをいただきました。

1.どんなに小さなことでもいいから、自分のできる範囲で、平和のために何かアクションを起こそう。みんなが小石を投げれば、それが波となって、世の中を変えることができる。無理して、岩を担ごうなどと考えなくていい。

2.世界平和などという、大きなスケールで考えずに、自分のすぐ隣にいる人に対して親切にすること。自分の住むその場所で、人にナイスにすることが、世界平和につながっていく。

わたしも、自分の身の丈にあった親切を心がけたいと思いました。

行く先々、住む先々で、いつもみなさんが大変親切にしてくださるので、同じ量を同じ方にお返しすることはできません。でも自分のできる範囲で、自分の住む場所で、無理をせず、少しずつお返ししていきたいと思います。

サンディエゴのお友達のみなさん、もし私が意地悪だったら、「ブログのあの立派な決意はどーなったんだ?」と注意してやってください。

元気でよかった!


夕べは、19年ぶりに大学院時代の先輩に会いました。最後に彼女に会ったのは、彼女が東海岸のアメリカの半導体の会社からオファーをもらって、空港に見送りに行った時でした。

頭の良い人のことを「カミソリ」のように切れるという表現をしますが、彼女は、「出刃包丁」のように切れます。そして 「姐御」 という表現がぴったりの人です。

昨日も、開口一番 「うわ~ お互いケバい、アメリカ帰りのおばちゃんになっちゃって!!」というコメントで、出刃包丁ぶりは健在でした。

姐御の経歴は、聞いてびっくりです。日本の大学卒業後、大学生が就職したい企業ランキング1位の会社に就職し、とんとん拍子に出世し、アメリカ企業でキャリアを積み、その間、企業派遣、私費留学で、大学院、エグゼクティブコース、大学の夜学などでも学び続け、アメリカの弁理士のライセンスも持ち、現在は、日米両方で特許のビジネスコンサルタントとして活躍しています。

これだけ聞くと、すごくスムーズなキャリアなのですが、舞台裏は壮絶なバトルの連続でした。本当に辛かったはずです。(話を聞く私も、すごく苦しかったです。)

でも姐御は、どんなピンチの時でも、あきらめず、Aのドアが閉じられたら、Bのドアを探し、それがだめだったら、Cのドアを蹴破ってでも、次のチャンスを掴み取ろうと努力してきました。既成のドアがなくなったら、自分で木を買ってきて、ペンキを塗って、勝手に梅だの松だのといった新手のドアだって作る人です。

アメリカ企業で日本人が生き抜いていく大変さを、私は彼女を通して学びました。そして、若い時から、次の数十年を見据えて戦略を練り上げる重要性を教えられました。

彼女が一緒に仕事をしている、ニューヨークの特許弁護士たちの活躍ぶりの話を聞いて、私までキャリア戦略耳年増になったほどです。

姉御は、息子が生まれた時から、口を酸っぱくして、「キャリア戦略」を説いて聞かせてくれました。残念なことに、我が家では、そのありがたいアドバイスを生かせていません。(とほほ~)豚に真珠ってやつです。

道なき道を、自分でゲットしたカマと斧でたった一人で、切り拓く彼女を見て、私はいつも感動していました。

病気にも負けず、孤軍奮闘している姐御は、かっこよかったです。

今は、すっかり健康を取り戻し、日本を元気にする仕事で活躍していて、本当にうれしかったです。

姐御、いつまでも元気で、長生きして、みんなを助けてね。



2011/08/07

See you again !

広島銘菓 もみじ饅頭
今は、カスタード、チョコレート、クリームチーズ味などもあります。
私は、オリジナルのこしあんが一番好きです。



今日、私は広島を発ち、明日韓国から帰る息子を成田でピックアップして、成田のホテルで一泊してから、サンディエゴに帰ります。

成田に向かう前に、お友達と食事をする約束をしています。彼女の話を書くと、一冊の本が完成してしまうくらいなので、今度時間があるときに、シェアしますね。私が彼女につけたあだ名は、「キャリア戦略姐さん」です。私たちの子供たちにとって、とても参考になる情報満載の人です。

みなさんに良くしていただいて、とても楽しい広島での3週間でした。本当に、ありがとうございました。又、帰ってきます。それまで、どうぞ、お元気で!


がんばろう日本、がんばろう東北!!

秋田かんとう祭り

一昨日遅く、秋田から広島に戻ってきました。

実は、私はちょっとした珍しい病気を持っています。漢字で書いても、転換できなほどの難しい字 で、読み方は「しょうせきのうほうしょう」といいます。女優の奈美悦子さんと同じで、セレブ系の病です。(自慢)

感染するわけでもなく、美人薄命型の病でもなく(見ての通り)、治療して下さる先生が秋田県のアクセスしにくい町にしかいらっしゃらないのが、難点です。この病院に、世界中から患者が訪れます。

今は、症状は安定していますが、定期的に診察していただくようにしています。
この病気のお陰で、息子が小学生の頃から、年に一回は東北を旅行するチャンスに恵まれました。(転んでもタダでは起きないのが私の特徴です)

東北のお寺や農家などにホームステイさせていただいたので、私と息子にとっては東北が第2のふるさとのようです。

勤勉さ、人の温かさ、弱きもの、小さき者への惜しみない愛情を東北の方たちから学びました。

東北は、日本の美点を凝縮した所です。今の時代だからこそ、私たちは東北の方たちから多くを学べるはずです。

東北は、農業だけでなく、工業、観光、ハイテク、日本の産業も担っています。

だから、みんなで力を合わせて、復興に協力していきたいと思います。東北が元気になることで、日本全体も力をつけていけると思います。

がんばろう日本、がんばろう東北!!GO, GO 聖光学院!!!!

2011/08/06

広島 8.06






 鉄谷信男さんの 長男(ちょうなん伸一しんいちちゃん(当時3さい11か月)は、東白島町の自宅じたく前で、三輪車に乗って遊んでいるときに被爆ひばくしました。全身に火傷やけどを負い、「水、水……」とうめきながらその夜死亡しぼうしました。
翌日よくじつ自宅焼け跡やけあとで長女路子みちこちゃん(当時7歳)、次女洋子ちゃん(当時1歳)の遺骨いこつを見つけた信男さんは、伸一ちゃんの遺体を焼く気になれず、一緒いっしょに遊んでいて死んだ近所の女の子と手をつながせ、焼けげた三輪車と共に庭に埋葬まいそうしました。
その後、被爆40年目に墓所ぼしょに移す決心をしてり起こし、葬式そうしきをしました。

       (広島平和記念資料館の展示より)


今日は、広島の原爆記念日です。66年間、私たちは、もう二度とこのような悲劇を繰り返してはならないと願い続けてきました。

しかし、今年原発によって福島は第三の被爆地になりました。

敗戦直後から、広島に縁のある私たちは「核と人類は共存しない。」ともっと強くと訴え続けてくるべきでした。

そして、どうして広島と長崎には原爆を落とされたのか、侵略、加害の歴史をきちんと究明し、学び、次の世代に伝えるべきでした。

今年の原爆記念日は、私にとって新たなスタートとなりました。




2011/08/02

8月のぽーと会



8月も、ぽーと会関連のイベントが満載です。

8月13日 補習校での原田誠先生の大学進学講演会 (10時~17時)
(詳細・申込み:portkaisandiego@gmail.com)

8月14日 原田先生の無料個別相談会
申込み

8月21日 ぽーと会主催 平和セミナー
(講師のテニー博士のことは、6月1日から6月4日までのブログで書かせていただきました)
時間 1時~3時
場所 サンディエゴ日系キリスト教会
(申込み:portkaisandiego@gmail.com)

セミナーを通して、子供たちが、大学進学のことをきちんと考え、アメリカに住む日本人としてのアイデンティティを確認し、「将来自分がどのような道を歩んでゆくべきか」を見つめなおす、きっかけになればいいと思います。

7月の「大学アプリケーションのセミナー」は大変内容が濃かったそうです。出席者の子供たちは、エッセイを作成する中で、自分の学びたいこと、進むべき方向性が見えてきたそうです。
残念ながら、私は今年は参加できませんでしたが、来年の夏はぜひ子供と参加したいと思います。

2011/08/01

私のメンター (2)

ハマナス


彼女は私の親友であると同時に、有難いメンターでもあります。

何より彼女がすごいのは、一人一人をよく観察し、その人の良いところを見つけ、モーティベーションや才能を引き出してくれることです。

彼女は、私が仕事をしている時、主婦をしている時、いつも私に必要なアドバイスをくれていました。仕事とは程遠い生活をしている時も、「あなたは、いい仕事をする人だから、いつも心の準備をしていてね。」と叱咤激励してくれていました。

私がアメリカの通関士の国家試験にパスし、就職しようとした時も、「あなたらしくない仕事だわ。keikoちゃんの良さが発揮できないような気がする」と考え直すようにアドバイスしてくれました。


日本人でこのライセンスを持っている人がいないこと、サンディエゴ は国境の街なので、貿易、物流の仕事は絶えずあったので、着眼点としては間違っていませんでしたが、確かに私がしたい仕事ではありませんでした。「コンスタントに仕事がある、なおかつ女性にしては収入がいい。」ということに惹かれていただけでした。


数年間、数千ページにわたる貿易と関税に関する法令を隅から隅まで読んで勉強したことは、決して無駄ではありませんでした。難しい勉強ではあったけれど、後半は面白くて、すっかりはまってしまったくらいでした。でも、それを仕事として、起きている間の大半を、無味乾燥な文書に埋もれて私が過ごすのは、無理がありました。

親友は、私がたとえ通関士として働き始めても、仕事を楽しめないことを見抜いていました。

情熱を持ってライフワークとして取り組める仕事をするべきだということを、彼女から学びました。

「仕事をすることで、自分がハッピーになるだけではなく、みんなを元気づけることができる。ひいては、それが、世の中を明るくする」ことを、今は息子に対して教えてくれています。

というわけで、彼女は、我々親子にとってありがたいメンターなのです。