希望者には、全員さわらせてくれます。 子供はおっかなびっくりですが、 大人は大喜びで手を上げ、先生に来てもらいます。 |
アルマジロのアニー この時は、もうきれいになっていますが、 登場した時には、ゴミを体にいっぱいくっつけていました。 子供たちは、いっせいに「イウ~~(バッチイ)」と顔をしかめて いました。 アルマジロは、危険から身を守るため、周辺のゴミを 体につけて、カモフラージュするそうです。 |
先週、オープンハウスがあり、久しぶりにミス ワグナーに会うことができました。
去年もそうでしたが、まず自分の自己紹介、科目の概要、親からの質問を10分という短い間にこなします。
「私は、見かけはおばさんですが、心は高校生と変らないくらい、希望に燃えています。」とはじけるばかりの笑顔で、迎えてくださいました。
ワグナー先生のお父さんは、アメリカでは成人してポリオにかかった最後のケースだそうです。この病気のせいで、全身が麻痺し、冬の寒さが痛みを増長させるので、シカゴからサンディエゴに移ってこられました。お父さんのお世話をするために、結婚は諦め、看護婦のキャリアと介護を両立させてきたそうです。看護婦というキャリアを選ばれたのも、お父さんを少しでも楽にしてあげたいという思いからだったそうです。
「私の父は、私のヒーローであるし、インスピレーションでもあります。私は、父をとても尊敬しています。父はただの1回も自分の人生をのろったことはないし、痛みに苦しむ時も、文句を言うことはありません。父は動けませんが、2週間に一度買い物に行くのを楽しみにしています。」と自己紹介の時にいつもおっしゃいます。
大学院にも通い、看護婦さんとして地位を築かれる中で、この知識を次の人材育成に生かしたいと考え、高校の生物の先生として転職されたそうです。
「毎日、子供たちに会うのが楽しくてね。私には自分の子供はいないけど、生徒が自分の子供のように可愛くてしかたないのよ。」とニコニコして話されます。先生に影響され、看護婦さんやお医者さんになりたいと希望する生徒がこの学校には多いです。お金を儲けるためにではなく、後進国に援助のために一生を捧げたいというヴィジョンを持っているそうです。
子供たちも、ワグナー先生が大好きです。授業は厳しいけれど、先生が自分たちの将来を考えて、鍛えてくださることをわかっているので、ベストをつくそうと頑張ります。7時スタートの0時限より前の毎朝6時半からクラスでスタンバイして、子供たちの質問に答えてくださいます。
「年をとると、朝早くから目がさえちゃってね。そろそろ5時スタンバイにしようかしら。」というのが定番ジョークです。
親の私たちも、ワグナー先生に会えるのを楽しみにしています。
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