明日は、息子のAP世界史のテストの日です。
ここ数週間、クラスメートの家で4時から9時までのスタディグループが続き、送迎が大変でした。
家から、息子の学校まで40キロ離れていて、クラスメートは半径50キロ以内の場所にてんでばらばらに住んでいます。賢く、財力のある家族は、この学校に子供を通わせると決めるや否や、学校の徒歩圏内に家を買い移り住みます。しかし、大半の家族は、時間、労力、ガソリンを費やして、送迎をします。
スタディグループがある日は、朝、まず学校に連れて行き、放課後、スタディグループのお宅に連れて行き、夜9時に迎えに行きます。ガソリン価格の高騰する中、一日の走行距離が軽く200キロを越える日も少なくないので、家計を圧迫してしまいます。
一日中、授業をしたあと、さらに9時まで指導してくださる先生にも頭が下がります。持ち回りで家を開放し、食べ盛りの生徒たちと先生に夕食とおやつを提供してくださるクラスメートのご家族にも感謝です。我が家は、ほかのクラスメートの家からは方角が違いすぎて、誰も来たがらないので、スタディグループをしたことがありません。
申し訳ないので、先生と相談して、テストが終わった翌日、クラスでブランチパーティーをすることにしました。幸いこのクラスは生徒6人、先生1人、合計7人なので、どんなに大食漢がいたとしても私1人で準備ができます。
明日のテストの前には、先生が学校の近所のカフェで壮行会と最後のリヴューをしてくださるので、6時半に集合です。(ありがたいけど、5時起床が辛い!)
世界史以外にもいくつかスタディグループがありますが、何よりも大変なのが、期末レポートとしての映画製作です。台本を書き、にわか俳優たちに演技指導をし、家庭用ビデオカメラで撮影をし、家で編集をする、この一連の作業の時間のかかること! たった10分の動画のために、いつも準備に10時間以上かかります。
学校で友達の演技を撮影する場合はまだ気が楽ですが、家をニューススタジオに見立て、息子がニュースキャスターとなって撮影する場合は、音を立てないように気を遣います。
しかし、細心の注意を払っても、電話がかかってきたり、隣の犬が吠えたり、配達の人がベルを鳴らしたりするので、その都度撮影が中止になります。
私は撮影助手、大道具、小道具、衣装担当と使い走りまでやる羽目になり、気の休まることがありません。
息子は、この一連の作業が楽しくて仕方がないので、どこにそんな集中力が潜んでいたのかと呆れるくらいのめり込んでしまいます。
本当は、期末テストに向けて、通常の勉強に時間を割いて欲しいのにと、泣きたくなります。
それに比べたら、日本の期末テストは楽だったと懐かしく思い出されます。教科書、参考書、ノートを家で勉強していれば、よい成績がとれたのですから。親もさぞ楽だったのではないかと羨ましくなります。
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