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2011/05/29

教育コンサルタントの先生を見つけるまでの長い道のり (2)

私の本棚

アドミガイドブックでいっぱいです。

ここ数年の悪戦苦闘ぶりを窺い知る事ができますね~。


ここまではひどくないけれど、
主人の本棚には、ファイナンシャルエイド関連の本であふれています。



私と主人は、同じアメリカの大学院を卒業しました。私の場合は、友人に学校探し、入学準備やテストの勉強を助けてもらいましたが、主人は全て自分でやったそうです。私は私費留学でしたが、(おじいちゃん、おばあちゃん、苦労をかけてごめん!!)主人は、アメリカの大学、大学院を30個近い奨学金でまかない、自分の出費としては、ほとんでお小遣い程度で卒業しました。(本人が言うには、実力ではなく、家が貧乏だったのでラッキーなのだそうです。)

私は、日本にいる頃、ロータリー財団で海外の大学、大学院で学ぶ方のカウンセリング、大学選び、書類作成のお手伝いをしていたので、息子1人の手続きなんて、簡単だとタカをくくっていました。

1年ほどアドミ関連の本を読み漁り、幾多のセミナーに参加し、頑張りましたが、結果は惨敗でした。


「学校探しは、あまりに複雑で、数字だけでは判断できない。教育の質、教授と学生の関係、息子の才能を最大限生かしてくれる学校などわかるはずもない。ましてや、大学院進学の戦略までは絶対無理。しかも、息子自身が何になりたいか、何が向いているかがはっきりわからないままどうやって大学を探せるのだろう。」と私はすっかり意気消沈してしまいました。

主人の方でも悩んでいました。財務の仕事をしているので、ファイナンシャルエイドの仕組みは早々と理解しましたが、我が家の経済状態では、よほど子供が賢いか、スポーツができるか、なにかしら華々しい売りがないと、スカラシップは望めないとがっかりしてしまいました。


貧乏でもなく、金持ちでもないわが家の年収で私立大学に年間5,6万ドルを4年間払い、その上大学院まで進ませるのは、不可能です。

運よくUCに入学できても、今や決して安くあがるわけではありません。



日本の大学は学費が安いし、帰国枠で名前のある大学に入りやすいと、夏に帰るたびに、オープンキャンパス、体験講義を子供に受けさせたりした時期もありました。


しかし、もともと勉強嫌いで安きに流れやすい息子がこの環境に入ると、4年間アルバイトとコンパ(これって死語ですか?)に入れあげて、学問に打ち込むというチャンスがないまま、卒業するのではないかと心配になってきました。

しかも、息子本人も学食がおいしかったという以外、日本の大学に惹かれている様子が全くないのです。


親の収入も子供の実力も中途半端な我が家にとって、子供を大学に進学させる道はあるのだろうかと、ため息が出てきました。

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