美しいミネソタ州 四季折々、迫力のある自然の美しさがあります。 人はぶっきらぼうだけど、親切で、暖かいです。 |
私たち家族は、息子が1歳から4歳まで、ミネソタ州に住んでいました。そこでの暮らしの様子は、又別の機会に書きたいと思います。本当に楽しかったです。当時のご近所さんたちとは、今でも行ったり来たりして、一緒に遊んでもらっています。
当時とても不思議だったのは、日本に里帰りして「私がミネソタに住んでいる。」と言うと、必ず、「新鮮な卵が食べられるんでしょう?」「卵は安いの?」と一定年齢以上のおばさんから尋ねられたことです。
そして、決まって「ココココ、コケッコー」と変なダンスと共に歌い始めるのです。なぜか60歳以上限定の行動でした。延々と当時の(昭和20年代後半の)思い出話に花が咲くのです。
あまりに、その話を聞きすぎて飽きてきたので、後半は、おばさんたちが「ミネソタの卵」関連の話を始めると、「おばさま、年がバレちゃいますよ。」と言って、牽制しなければならないほど、卵売りの話題はつきないようでした。
私がミネソタに住んでいた時には、一度も鶏舎を見ることはなかったし、特に卵の値段が安かったということもなく、なぜ、こんな歌が40年前に日本で流行ったのか理解できませんでした。
ある時、物知りで知られる友人のお父さんに「ミネソタと卵はどういう関係があるのでしょう?」と伺ってみました。
そうすると、さすがになんでも博士のお父さんだけあって、即座に次のことを教えてくださいました。
1.ミネソタは、豪雪地帯であり、四季を通じて寒暖の差が激しい。その気候は麦作りに最適である。だから、昔からミネソタは小麦の産地として有名である。
2.日本も昔からビール作りのための麦芽をミネソタから輸入している。
3.小麦を作るためには、ふすまを取り除ける必要がある。
4.ふすまが大量に余るから、廃物利用として養鶏業がさかんだったのではないか。
ということでした。なるほど~~~~! メイク センスしますね。
今でも、小麦の生産は続いていて、世界一の穀倉地帯であることには変わりはありませんが、養鶏業だけどうして廃れたのかまでは、答えていだだけませんでした。
「ミネソタと卵の関係がわからない。」と悩んでいる人がいるといけないので、ブログに書くことにしました。(え? 悩んでる人なんていないって?)
P.S.
なぜ、藪から棒に私がミネソタのことを書いたんだろうと、疑問に思われた方へ、
来週、大学訪問のために中西部に行きます。旅程をチェックしていて、うっかり、卵売りの謎を思い出してしまいました。
中西部は、素晴らしいリベラルアーツカレッジがたくさんあります。息子がそこの大学に行ってくれると、私が又友達にちょくちょく会えるので、都合がいいです。息子よ!頼むから、ミネソタの大学に行ってくれ!!
帰ってきたら、又報告しますね。
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