Lady Bug II By Yori |
最近大学でコンピューターサイエンスを教えていらっしゃる先生と、お話しする機会がありました。
この先生は、学部のヘッドで、学生の就職状況などもよくご存知です。
先生がこの頃心を痛めていることは、半ばホームレスのような生活を送る学生が増えていることです。車で数時間のところに実家があるので、厳密にはホームレスではありませんが、寮費、寮の食費を払う余裕もなく、大学の近くの学生アパートを借りることもできない場合、アルバイトと図書館での勉強が終わった後、車で仮眠をとってから大学に通うそうです。
携帯電話、コンピューター、大学のジムのシャワー、ファーストフードの店があれば、なんとか生活が成り立つそうです。
大学側も、学生の個人的な生活までは関与しないのでしょうか。4年、5年とそんな生活を続けていると、いくら若くて元気でも、体が蝕まれていくのではないかと心配です。
少しお金があり、運の良い学生は、お友達のアパートのクローゼットをサブレントできるので(大家さんには内緒で)、シャワー、トイレ、キッチンのアクセスがあり、少しは快適でしょうが、車中泊が毎日の生活はきつすぎます。
こんなに苦労をして卒業して、ちゃんと就職できれば報われますが、この頃はフルタイムの職を得るのが大変なので、卒業後も大変な生活が待っています。
生活環境が悪すぎて、大学を中退する学生も後を絶たないようです。卒業できなくても、学生ローンの返済は当然求められます。
先生からのアドバイスは、「親も子供も経済的にも、学力的にも背伸びをしないこと。そしてお金がないなら、自宅から通える大学を選ぶこと。」です。
先生からのアドバイス、その通りだと思います。
返信削除頑張って子供のためにと色々やることが、本当に子供の将来の役に立ってるのかなあと、私も考え込んでしまいました。
返信削除息子の時に、もう少しでお金を借りて知名度の高い大学に行かせるところでした。危ないところでした。。。
返信削除デイジーファミリー、グッドチョイスでしたね。
返信削除私も、1年後「せっかく合格通知をもらったのに、お金を出さないとケチな親になってしまうのでは」などという、浅はかな考えをコントロールできますように今から戒めています。
息子にも言われます。
返信削除「日本人の親は、家の経済をきちんと子供に説明しない、ぼくの友達は、親に言われているよ。
1、スタンフォードにいきたいなら結構。それ以外なら自宅から70マイル以内にしなさい。
2、うちは、年間00ドルまでは、あなたに払えるがそれ以上は無理なので奨学金、ローンを申請しなさい。
3、大学院に行くのが前提ならば、今は自宅近くの州立大学で十分。
日本人の親は甘いなあ、、というより、家計の長期展望を立ててないという経営陣(!)に問題あり。
「家計の長期展望を立てていない」というのは、大いに言えてますよね。我が家も家のローンには、神経を尖らせても、教育費に対しては、確固たる上限をまだ定めていません。(ていうか、不確定要素が多すぎ、情報が少なすぎ、立てられない)
返信削除あと、「子供にはお金の心配をさせたくない。」っていう、日本独特の親の美学もあったりします。本当は美学じゃなくて、愚かさなんですけど。