ツアーのガイドさんは、女性問題、人権問題を専攻する4年生でした。
2000万円の研究費をOxy からもらって、ヒスパニックのティーンエージャーの女の子の妊娠を防ぐ活動を続けているそうです。
彼女は大学の案内そっちのけで、その話に熱中してしまって、キャンパスの半分しか見て回れませんでした。仕方がないので、一番見たかったサイエンスビルディングは、昼食後自力で回りました。
どのような基準で学生ガイドを選考するのかわかりませんが、今まで出会った中で一番ラディカルな考え方を持った方でした。大人の私は「60年代のウーマンリブの戦士だったおばあさんからの受け売りなのかしら?なんだか鼻息荒いなあ」で終わったけれど、息子は「僕は、この学校には属さないと思う(belong という言葉を使っていた)。ある程度学校全体の方向性が見えないと、不安に思う。」と面白いコメントをしていました。
お友達が以前Oxyを訪問した時のガイドさんは、東海岸の深窓の令嬢風だったそうなので、多様性のある大学のようです。
私たちと一緒に午前のツアーに参加していた他の家族は、午後から他の学生が率いるツアーに参加していました。やはり、違った切り口でもう一度Oxy を見てみたいと思ったのでしょう。
私も、機会があればもう一度別の学生さんのツアーを息子としてみたいと思います。
本当はいけないのですが、どうしても大学の学生ツアーガイドの印象は、「受験志望校」の大きな鍵になってしまいます。たかが学生ガイド、されど学生ガイド。
返信削除ちょっと時間あったから寄ってみました的な大学でも「そこに出会い」があるのですから。
ガイドの質?も大学ランキングとはまったく関係ないのもおもしろいところです。
なかたさんへ、
返信削除本当に、子供にとってガイドさんの印象は大きいですね。親はガイドさんの性格と学校のカラーは違うと割り切ることができても、経験値の低い子供は、たった一人のガイドさんの個性に左右されがちで残念です。
個性が強すぎると、今回のように引いてしまう子供がいるかもしれないし、没個性のガイドさんにあたると、「つまらない、退屈な大学」になってしまうでしょね。
アドミッション側がどのようにガイドさんを採用し、トレーニングし、スーパーバイズしているのか、気になります。