学校の食事がおいしいとは限りません。おいしくない所の方がむしろ多いかもしれません。
20年近く前に通った私の大学院もひどかったです。幸い、私はオフキャンパスのアパートに住み、朝ごはんと夕ご飯は自炊、昼ごはんだけカフェテリアで食べるプランだったので、なんとか我慢ができました。
それでも、学校がスタートして3週間たつと、カフェテリアに近づくにつれ、むかむかしてきて、ドアを開く頃には、すっかり食欲がなくなっていました。温かい料理のセクションは素通りして、臭いのしないサラダ、サンドイッチ、アイスクリームが定番になってしまいました。
今になって考えてみれば、あの不快な臭いは、「古い油」と「加熱しすぎた冷凍野菜」ではなかたっただろうかと想像します。
寮に住み3食カフェテリアの日本人学生は、日に日に痩せていきました。「食堂で食べることが苦痛だ」と寮でふりかけご飯と赤いキツネで命を繋ぐ(航空便で送ってもらっていた)人もいました。3食分学校に払い込んでいながら、日本からの援助物資で生き抜くというのは、まだバブルな経済観念から抜け出ていなかったのでしょう。
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