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2011/06/17

体育会系肉食男子



サンディエゴ国際会議場



先月のぽーとジュニアのスピーカーは、日本の大学、大学院卒業後、UCSDで医工学の博士号を取得中の青年でした。

開口一番、「自分は、体育会系なんで、上下関係には厳しいです。この中で、今日この場に来るのに、親に言われてきた人はいますか? そういう人は、時間をかけてここに座っていても得るものがないから、すぐにここから出て行ってください。」と言われました。

体育会系の方の目には、補習校の男子の暢気さ、緊張感のなさが、普通でないように映ったのでしょう。

私は、高2の男子たちをミニバンにぎっしり積んで、サンライズバフェの夕ご飯に連れてってあげるというのを餌にして、このセミナーにおびき寄せる様に連れてきたので、穴があったら入りたかったです。

この手法で私は、今まで子供が自ら何か学びたいと思うより前に、画策して色々アクティヴィティをさせてきたんだなあと、反省しました。

体育会系講師のYさんのお話は、こうしてスタートしました。

スポーツ推薦で入学した高校の陸上部のこと、寮生活の苦労、部活と勉強を両立させるコツ、プライオリティーをつけて行動するタイムマネージメント、日本の大学生活、アルバイト、目上の方から人生を学び、可愛がっていただくコツ、人間関係を深めていく秘訣、就職、日本の会社組織、大学院入学、日米の大学、大学院の違い、アメリカへの留学の道のり、現在研究中の医学の話、大学院生としての生活、将来の夢など、多くのことを話してくださいました。

参加者一同、一言も聞き漏らさないようにと、緊張感を持ってお話を伺いました。

講演のあと、みんなからの質問にも答えてくださいました。閉会後も、会議室の外で子供たち、父兄たちに囲まれて、長い間私たちに語ってくださいました。

みんな、Yさんとお話できて、目がキラキラしていました。

これからも、質問があったら、いつでもメールしていいそうです。

体育会系なので、今度は運動会に、みんなに会いに来てくださる予定です。

海外に住む子供は、親戚のお兄さん、お姉さんに会って、色々アドバイスをもらう機会がないので、Yさんのように、少しだけ年の離れた方から、直接お話を伺えるのは、貴重な体験です。

又、日本とアメリカどちらの大学を選んだらいいか決めかねている子供、あるいは、一度日本に戻って又大学院で戻ってきたい子供たちに対して、バイリンガルである武器を利用して、フレキシブルに学びを続ける可能性を見せてくださって有難かったです。

Yさん、これからも、子供たちに色々アドバイスしてやってください。どうぞ、よろしくお願いします。又、Yさんのように素晴らしいお兄さんをご紹介くださったK先生、本当にありがとうございます。

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