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2011/08/01

私のメンター (2)

ハマナス


彼女は私の親友であると同時に、有難いメンターでもあります。

何より彼女がすごいのは、一人一人をよく観察し、その人の良いところを見つけ、モーティベーションや才能を引き出してくれることです。

彼女は、私が仕事をしている時、主婦をしている時、いつも私に必要なアドバイスをくれていました。仕事とは程遠い生活をしている時も、「あなたは、いい仕事をする人だから、いつも心の準備をしていてね。」と叱咤激励してくれていました。

私がアメリカの通関士の国家試験にパスし、就職しようとした時も、「あなたらしくない仕事だわ。keikoちゃんの良さが発揮できないような気がする」と考え直すようにアドバイスしてくれました。


日本人でこのライセンスを持っている人がいないこと、サンディエゴ は国境の街なので、貿易、物流の仕事は絶えずあったので、着眼点としては間違っていませんでしたが、確かに私がしたい仕事ではありませんでした。「コンスタントに仕事がある、なおかつ女性にしては収入がいい。」ということに惹かれていただけでした。


数年間、数千ページにわたる貿易と関税に関する法令を隅から隅まで読んで勉強したことは、決して無駄ではありませんでした。難しい勉強ではあったけれど、後半は面白くて、すっかりはまってしまったくらいでした。でも、それを仕事として、起きている間の大半を、無味乾燥な文書に埋もれて私が過ごすのは、無理がありました。

親友は、私がたとえ通関士として働き始めても、仕事を楽しめないことを見抜いていました。

情熱を持ってライフワークとして取り組める仕事をするべきだということを、彼女から学びました。

「仕事をすることで、自分がハッピーになるだけではなく、みんなを元気づけることができる。ひいては、それが、世の中を明るくする」ことを、今は息子に対して教えてくれています。

というわけで、彼女は、我々親子にとってありがたいメンターなのです。

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