この頃、ニュースを見ていても、雑誌を読んでいても、大学の費用をローンとして借りる危険性、人生を狂わせてしまうケースなどの暗い話題が多いです。
最新号のTimeにも、借金をして大学は卒業したものの、就職がなく、あるいは就職はしたものの、十分な収入がなく、返済できない若者が増え、社会現象になっているという記事がありました。
1人の若者のケースとして、ニューヨーク大学の映画学部を卒業した学生の実話が載っていました。
彼女は、NYUの映画学部は、最高峰として知られているので、合格できた時は、本当にうれしく、希望にあふれていました。しかし、卒業時に、総額$169,934の学生ローンを負い、次の26年で利子を含め$350,000を返済するため、月額$1269を払い続けなければなりません。毎日2つの仕事を掛け持ちし、働きづめに働き、燃え尽きてしまいました。
大学を出たての若者が、アパートの家賃を払い、食費、などの生活費を払った上に、1000ドル以上の返済を50歳近くまで払い続けるのは、なんと荷が重いことでしょう。
大学院の進学する、結婚して子供を持つ、家を買うといった、人生設計が難しくなってしまいます。
本来、大学教育は、将来への投資でしたが、今後は「自己責任によるリスク」の色が強くなっているように思えます。
スチューデントローンのリフォームで、2014年よりローンの年間返済額は収入の10%までになるそうです。
返信削除オバマ大統領は来年入学する人に適用出来る様に、スピードアップしているそうですよ。
それでも返済総額は変わりませんね・・・。期間が延びるだけ?
リフォームが早く可決されるといいですね。
返信削除何が怖いって、6月に大学を卒業しても就職が決まらないのに、半年が過ぎた時点で、強制的に返済が求められていることです。
プライベートローンの取立ての厳しさは、本当に恐ろしいです。破産宣告すら許されていないなんて、逃げ場がないですよね。
返済総額が変わらなくても、期間が延びてもいいから、努力をしていても、うまく人生が回らない時の救済策が可決されるよう、祈るばかりです。