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2011/10/29

もう少しケアーがほしかった。





アメリカで子供を大学に進学させる予定の親を震撼させたニュースは、MITに入学したばかりの日本人青年が死後1週間たってから学校の寮で発見されたというものです。

遺されたご両親の心の痛みを思うと、辛いです。ご両親共に有名な方だったので、必要以上にメディアに露出したニュースなのかもしれませんが、どうして、大学側がもっと早く発見していなかったのだろうかという疑問が残ります。


勉強が厳しいことで知られる名門校だから、自殺は日常的にあるという話ですが、それで片付けてしまってよいことでしょうか。


リベラルアーツカレッジに通うお子さんをお持ちのお母さんから、「うちの子供が風邪で1日寮で寝ていただけで、教授から電話がかかってきた。」という面倒見の良さを聞いていたので、その落差に驚きです。

大学院になれば、すっかり大人で、精神も安定し、自分の体調管理、危機管理もできるでしょうが、大学に入りたての時期は(特にアメリカでは16~7歳の若さで入学する子供もいるので)まだまだ大人の目が届く環境の方が安心です。


2 件のコメント:

  1. この事件は、私同様シニアの子供を持つ補習校のお母さんも驚きました。「うちの子はMITなんか入らないから」と言いつつも、やはり動揺します。
    近くのリベラルアーツの名門大学で日本語会話のお手伝いをしていますが、そこでは、履修学生は必ず欠席した(する)前後にメールで連絡をするようにしていますし、元気が無かったり、理由無く休みが続く学生には、即、その学生のアドバイザーに連絡を取るようにしています。
    なくなられたお子さんのご両親の心情は計り知れません。ご冥福を祈ります。

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  2. 私も、これはMITや名門校に通う超賢いお子さんだけの問題ではないなあと、心を痛めています。

    高校時代どんなに優秀で、リーダーシップがあって、精神的にも安定していても、大学生活が始まり、親元から離れて、慣れない寮での暮らし、世界中からの選りすぐりの学生に囲まれた厳しい環境に放り込まれては、アジャストするまでに、色々あるはずですよね。

    大学を選ぶ際に、「もし学生が病気になったり、精神的に不安定になった時、どのようなケアーが受けられるか。」などという点でもきちんと聞いてみたいと思います。きちんと対応してくださることを、願うばかりです。

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